こんにちは ナックオーディオ中村です。
ここ数日は日に日に暖かくなって、少し春らしくなってきましたね。
今日は東京でも桜の開花が伝えられました。
しかし、、あの桜の開花発表に気象庁がいったいいくら予算をかけているのか。。。。
そんな早春の中 YBA のCDプレーヤー INITIAL CD PLAYER がやって来た。
YBA はフランスの老舗のハイエンドブランド です。
STEREO SOUND 誌等では「ハイエンドイメージ」が強いせいか。。ミドルエンド以下のユーザーを引き付けない独特のメーカーオーラがあるように扱っている感じかなぁ。
YBAと言えばやはりプリメインアンプの音作りに定評あるハイエンドメーカーという私の印象です。
日本では知名度やメーカーの高級イメージもあってか、少し敷居が高い(お高い)イメージがある気がします。
しかし、ハイエンドモデル(シグネイチャー)だけに的を絞ったブランドかと言えば、意外とそうでもなく、ちゃんとミドルエンド~C/Pエントリークラスまで、いろいろなモデルをリリースしております。
以前ではPASSIONシリーズとして型番を振り分けてクラス分けしていた定番ラインシリーズと、過去の人気モデルIntegreシリーズをリファインしたクラシックシリーズなんかがあります。
現在ではPASSIONシリーズの中の中堅クラスモデルだけをPASSIONシリーズとして残し、最上級シリーズとしてSIGNATUREシリーズをフラッグシップの位置付けでリリースしています。
さらにはPASSIONシリーズの下級モデルシリーズとしてHeritageシリーズもラインナップとしています。
以前のPASSIONシリーズの下級モデルの名称を変えた感じの位置付けでしょう。
そして、YBAはローエンドモデル(C/Pモデル)も実際にはリリースしております。
Audio Refinement という姉妹ブランドとしてHeritageシリーズよりもさらにコストを抑えたラインをリリースしています。
要は、ハイエンドを謳いたいYBAと同じ名前で低価格モデルを扱うのを避けたのでしょう。
とにかく、このYBAというブランドの製品を覚えるのは中々難しい。。。
と言うか。。。 普通にアルファベットや数字等で型番としてクラス分けしてくれればいいのに、○○○○シリーズって感じで名前を変えてしまう。。。
しかもフランス語センスなのか、妙になじみの無い単語を使うあたりか。。
そして過去の人気シリーズに Integre や Lecture Σ 等の文字を付け加えて再度リリースしたりする。
モデル名を聞いた時に、そのモデルがメーカーのどのクラスの位置付けの製品なのか、すぐに出てこないのです。。。
そんなんもあってか、、なんとな~く知ってるけど知らないブランド YBA って感じかなぁ。
そんな人多いんじゃないかなぁ。実際のとこ。
では、今回当店にやってきた INITIAL シリーズとは。。。。
う~~ん パッ見では過去のIntegreシリーズとクラス的にどう違うかわからない。。。。
フェイスには Lecture Initial と。。 う~~ん。。。
前に Lecture Special や Lecture Integre なんて名前もあった気がしたし。。。
特にCDプレーヤーに関しては良くわからない事が多い。。
2005年~2008年頃のモデルらしく販売価格は ¥330,000(税抜)
いろいろ調べたところ
どうやらこの INITIALシリーズとは、当時のクラシックラインと呼ばれる Lecture Integre のリファインシリーズのコストパフォーマンスモデルらしい。
価格帯からもそのクラスの位置付けのようです。
姉妹ブランド Audio Refinement よりかは上級、YBAブランドの中では最安モデルってことのようです。
基本構成は当時の CD Integre Σ と同等ながら、パーツ等の簡素化によって安く抑えたモデルって感じらしいです。
¥330,000(税抜) ¥346,500 のCDプレーヤーが最も安いクラスのYBAです。
ハイエンドブランドとはそういうものなんです。
本体デザインは至ってシンプル。
そして、持ってみると異常に軽い。。。。
中身が入って無いんじゃないかと思うくらい軽いんです。。。
ケースだけじゃないよなぁ。。ホントに。。。
ここでちょいと頭をよぎったのは 「例」のGOLDMUND CDプレーヤー問題だったのです。。。
このYBAというブランド、設計者のYves-Bernard ANDRE氏(頭文字を取ってYBA)
元々はGOLDMUND の技術者だったらしいので。。
まぁ、いろいろ蒸し返すのはやめよう。。
背面端子は RCAアナログとCOAX同軸デジタル出力
電源ケーブル部にメインスイッチがあります。
正面には電源に関するスイッチはありませんが、リモコンにはスタンバイ/ONスイッチがあります。
この辺はフランス人のセンスなのでしょうか。。
なんだろう。。。
私個人的に YBA というブランドに面識が薄いせいもあってか、妙に警戒して見てしまう。
特に「ハイエンド」という響きに”オカルト”的な要素が絶対無いとは言い切れてないからだろうか。
この INITIAL シリーズ という ハイエンドブランド YBA の最下級モデルを見れることは、ある意味ではこの YBA というブランドの考えや実力、エンドユーザーに対する気持ちを知るいい機会なのかもしれない。
できれば、CDプレーヤーではなく、アンプでいろいろ検証してみたいなぁ。
以上 「中古オーディオ」 ならではの私なりの楽しみ方を記してみました。