Accuphaseアキュフェーズ C-3800 ハイエンドの実力とは

こんにちは。
ナックオーディオ中村です。

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いよいよ3月です!
当店事務所のある練馬区の千川通り
ここは桜並木がとてもきれいで、練馬区ではちょっとした桜スポットになっているんですよ。
いつものように通勤で通っていると 早咲きのサクラが一本だけ咲いていましたよ~
ここ数日 春らしいちょっと暖かい日が続いていたんで、せっかちな桜が先頭きって咲いたんでしょうね
北海道地方では大荒れだったようですが、ここ東京では徐々に春らしい陽気になってきています。
徐々に暖かくなるこの季節は、寒がりの私には嬉しいばかりですよ~
お花見が待ち遠しい今日この頃です。

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さて、
そんな春の陽気に当店にやって来たのは Accuphaseアキュフェーズ C-3800
アキュフェーズリリースモデルとしては最高峰フラッグシック機です。
メーカー価格 ¥1,836,000 なり~
フラッグシップと銘打つだけあって価格もそれなりの上級です。

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アキュフェーズと言えば国産オーディオを代表するオーディオブランドです。
そのフラッグシップ機と言えば、国産オーディオを代表するアンプでしょう。
このC-3800は2010年にアキュフェーズ40周年モデルとしてリリースされ、アキュフェーズエンジニア達の渾身の力作となっております。
そして長年のアキュフェーズ愛好家たちを納得させる実力の人気ロングセラーモデルでした。
現行モデルは昨年に発表されたC-3850となっており、ボリューム回路のリファインとディスプレイの変更程度で、基本構成はほぼ一緒と言ったところ。

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インターフェイスや端子群は、特記する点は少ないかなぁ。。。
特に特徴的に突飛な操作をするわけではないですしねぇ。

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パッと見外観では、やはり目を引くのはウッドケースの手のかけ方!
見た目キレイは当たり前で、塗装の鏡面仕上げもうっとりします。
ちょっと触っただけで、指紋が目立つったらありゃしません。
まさに メイド イン ジャパン と言わんばかりの職人仕上げってところです。

このC-3800の「売り」っていえば
回路のすべてにおいてフルバランスとしており、とにかくS/Nと歪に対しては徹底した対策を打っております。
コントロール部を担う機器ですので、パワーアンプとの相性ももちろんですが、技術的な面でパワーアンプの持つ特性に合った「音」をどう伝えるかと言う課題として、アキュフェーズの場合ボリューム回路に的を絞っているようです。

う~~ん
何と言うか 簡単にうまく伝えるのが難しいのですが。。
そもそもコントロールアンプ(プリアンプ)の役割の話でもしましょうかねぇ。

コントロールアンプ(プリアンプ)を使わずにパワーアンプだけでダイレクトにスピーカーを駆動させたい!

それがセパレートアンプシステムを使っているいる人の本来の「理想」なんです。
しかし、当たり前ですが、プレーヤーからの出音をそのままパワーアンプに突っ込めば、下手すればスピーカーは壊れ、ガラスも割れ、近所迷惑候なのは当たり前のこと。
当然「音量」という当たり前のコントロールが必要になりますよねぇ。
その音量をコンロトールする際に、実は様々な方法があります。
電気的にコントロールする方法(アクティブ)、抵抗のみを用いて抵抗値を可変させる方法(パッシブ)
そして、スピーカーにとって理想的マッチングな駆動力を持っているパワーアンプの特性が発揮できる「パワーゾーン」と好みの「音量」がベストな位置に来るためには、アクティブ的に増幅/減衰させた方が合わせやすいか、パッシブ的にコントロールした方が合わせやすいかというところです。

当然ですが、アクティブにもパッシブにもメリット/デメリットはあります。
アクティブにコントロールする=プリアンプ となる訳ですが、多くの場合、プレーヤーからの音声信号は電気的にコントロールする方が「よし」とされています。
なぜなら、メリットを引き出す事もデメリットを克服する方法も「電気的」に解決策がとれるからです。
パッシブコントロールの場合、基本的に音声信号を減衰させる方法をアナログ的に「良い抵抗」を選ぶ程度しか対策が打てません。
パッシブ最大のメリットと言えば、電気的な回路は無い為、当然電気的ノイズは発生しません。
しかし、パッシブでの抵抗回路のみの場合、信号減衰時の「音痩せ」が目立つ場合が多いです。
使用する抵抗回路の特性によって、どういった帯域の信号に「音痩せ」が出やすいか等、いろいろですが。
アクティブ回路を持っていれば減衰時の音痩せに対しても、応じて増幅してやれば解決できます。
しかし、ここで問題なのは電気的に音を増幅補正させることで、電気的な「ノイズ」も当然のように出てきてしまうのがこれまた厄介な話なんですねぇ。
ノイズだけならまだしも、スピーカー~パワーアンプ間とのマッチングにおいての、コントロールアンプとの相性が悪いと音に「歪み」が感じられる事があります。
ようは、コントロールした音が、必ずしもパワーアンプにとって理想とは限らないので、その結果としてマッチングの決め手のように「定位」や「位相」のフォーカスが言われます。

う~~~ん まだプリアンプの存在意義をうまく伝えられないなぁ。。。

よく「ボリュームを上げる」という言葉があります。
それは、音の出る機械が電源を入れた時に基本「無音」からのスタートを意味しています。
まぁ、上げる下げるの話で言えば決して間違ってはおりませんが。。。
オーディオ機器目線からの話では、基本音量「 ∞ 」無限大からがスタートであり、音量0(無音)にさせる場合「最大抵抗」を与えるか回路を遮断させることになっています。
そして、そのアンプ自体の特性や魅力が一番良く引き出されている「ゾーン」ってのがあって、たいていの場合最大音量に近いあたりが、そのアンプ本来の実力になっているんです。
ようするに、普段聞いている音量ってのは、そのアンプ本来の力に、何かしらの抵抗を掛けて音を下げて使っている思ってください。
(とは言っても。。最近のデジタルアンプでは、また違った解釈でもありますので。。う~~)

う~~~~~~ん ダメだ。。。
プリアンプの存在意義をうまく説明できない。。。。
セパレートアンプシステムを使いこなしている方には、なんとなくわかってもらえる気はすんですけどねぇ。。

まぁ
とにかく、今回やってきた Accuphase C-3800 は音量コントロール時における様々な問題点を徹底して対策しているっていることなんです。 はい。

これから時間をかけて、このハイエンドの実力ってやつを体感してみます。