Phonoケーブルを自作してみた

こんにちは ナックオーディオ中村です。

昨日 秋葉原を物色していたのですが、オヤイデ電気様をフラフラと覗いてみるとフォノケーブルの 5pin端子 が売っていました。
ちょうどケーブルが欠品していたトーンアームもいくつかあったので作ってみるかなぁ~ と

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金メッキの仕様(¥1,050)とロジウムメッキの仕様(¥1,428)の2種類があり、今回はお試しの意味で金メッキのモノを購入~♪

オヤイデ様のHPサイトで自作フォノケーブルの制作例が紹介されていたので、とりあえず試してみます。

http://www.oyaide.com/diy/pg403.html ← オヤイデ様HP 制作例 ※掲載の型番等、現在とは異なります

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用意したのはこんな感じ
オヤイデフォノ5pinソケット、ケーブル L/R 、アース線AWG26、アース用Y端子メッシュチューブ(お好みで)、収縮チューブ(スミチューブ)、他etc…

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今回使用したケーブルは オヤイデ様でも紹介していた 1430-SY(AWG20-SY)1芯シールドタイプ
良質のPCOCCで容量的にも必要十分 耐熱性のシースも使い勝手がよさそうです。

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まずは オヤイデ様の制作例にならって Hot/Cold を収縮チューブで仕分けます

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そして、5pinプラグへL/Rとアース線をハンダ付け
今回使用したハンダは無鉛の銀入りのモノをつかいます。
融点が高いのと、再加熱が難しいので、ハンダに強い拘りが無ければ有鉛ハンダでも全然イイと思いますよ。

隣接する端子同士が近いので、5pinの外側でハンダ付けするのがコツです。
くれぐれもケーブルの「ヒゲ」には気を付けてください。すべて台無しになりますので。

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そして、私はホットボンドで各接続部をガッチリと固定します。
接続部の補強もそうですが、それより経年使用で万が一トラブルをおこしショートさせたら嫌ですので。。
カートリッジ、フォノアンプを壊すくらいなら、ケーブルが壊れて欲しいので。

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付属するPVCキャップを被せ メッシュチューブを収縮チューブで処理するとこんな感じです。
あら~ なかなか いいじゃないですか~

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そして、RCA側です
今回使ったRCAプラグは そんなに高級グレードのモノではありません。
1個¥250くらいの いわゆる「金メッキ」ものです

このRCAプラグに限りませんが 自作ケーブル “あるある” として
ハンダ付け作業の前に 完成時の収縮チューブやプラグのキャップを間違いなくケーブルに通してからハンダしてくださいねww
私も過去 何度となく「しまった~~~~!!」「忘れた~~~!!」という事があった経験あります。。

あと、もっと大事なのは キチンと極性を確認してくださいね。
ラインケーブル等では 大きな事故にまでなりませんが、電源ケーブル等は機器破損だけじゃ済みませんよ。

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出来上がると こんな感じです。
まぁまぁ いいじゃないですかぁ 自画自賛です

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出来上がったケーブルを実際にアームに付けてみます。
SAECのWE-308ですが、もともとピン5本が剥き出しになっていますので、プラグ自体の形状は問題ありません。

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そして 気にしていたのが 写真のような 溝ありで差し込みに奥行きのあるタイプ
MICROのMA-505ですが これも問題ないようです

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そして 完成~~♪
最後にテスターによる導通チェックを必ずしてください!
通電のチェックはもちろんですが、他端子とのショートも絶対にチェックしてください!

今回このケーブルを作るにあたって掛かった時間は50分程度
日頃からケーブル作りに慣れている方や道具の準備が無ければ30分も掛からないと思います。

予算はだいたい¥4,000掛からないかなぁ
収縮チューブや細かなモノをそろえればもう少し掛かるかもしれない

まだ、実装させて試してないが、純正の付属ケーブルよりはクオリティーは上がってるのは間違いなさそうだ。
機会があればいろいろな材質のケーブルで試してみたいなぁ

たまのケーブル制作は楽しいですよねぇ