DENON SC-M37 ミニコンポスピーカー 舐めてごめんなさい。。

こんにちはナックオーディオ中村です。

今日は DENON デノン の スピーカー SC-M37 のネタです。

正直いってこのスピーカー DENONさんの製品の中でも、単体オーディオエントリーモデルにもならない、システムコンポの付属スピーカーです。
一応販売価格は¥18,000くらい、ネットの実売価格は¥12,000程度と。。
世間的なピュアオーディオを基準で考えた時「候補」にも入らない「論外」と思わせるお品です。

実際私も当店で扱えるかどうかギリギリの判断で、ただ使用感が少なく非常に程度が良かったので取り扱った「だけ」の品物でした。
(※DENONさん、申し訳ございません。。)

そして半分バカにしながらも動作チェックをするため音だしさせたところ

「うそ~~~~!! マジかっ!!!」

めっちゃ私の好みのバランス感と定位感です。
まぁ、ミニコンポに付属させるくらいの小さなコンパクトスピーカーですので、低域の量感や指向性には相応の限界がありますが、見た目以上の実力を一瞬で感じましたよ。
ミニコンポの付属スピーカーもここまで高いクオリティーに進化していたとは。。。。

確かに持ってみた感じは、見た目以上に重量感もあり、ユニットの高性能化を思わせます。
そして、何よりもミッドウーファーユニットの「キレ」の良さ「スピード感」がとても抜群なんですよねぇ。

以前もONKYOさんのミニコンポ付属スピーカーを扱ったことがあったのですが、その時にも驚かせてもらった記憶があります。

そして、エンクロージャーはじめ、細かな点の作り込みの良さがイイ感じなんですよねぇ
背面の仕上げなんてかなりセンスありますよ。
バスレフポートの位置やサイズなんて、よほどスピーカーを知っている技術者の設計なのがわかります。

ターミナルなんかも、ローコストながらセンス良く高品位に作られているのがすごくイイです。

この作りの良さと実力で実売価格が¥12,000程度だったとは。。。。
何と言う超ハイCPスピーカーなんだろう!
DENONさん ミニコンポ舐めててごめんなさい。。。

私はシステムを「より安く」構築することを特に推奨している訳ではありませんが、オーディオに対しての「満足感」とは「どこ」にあるのかは プロ として常に真剣に考えなければならないと思っています。
「音質」「デザイン」「価格」その他、、、などなど。。
この世に生まれた音響機器が「何処」の「誰」に「どのレベル」で使われるかを適所に送り出す事を仕事にしています。

この DENON SC-M37 のような超ハイCPスピーカーを頭ごなしに否定することなく、よりベストなオーナーの元へ届けられるように考えることも大事な仕事ですので。