こんにちは ナックオーディオ中村です。
今日の東京は一日中天気の良い日でしたねぇ
日曜日だったのと、3連休だった人もいて、お出掛けされた方も多かったのではないでしょうかねぇ
当店の定休日は毎週水曜日ですので、久しく日曜日のお出掛けをしておりません。。。
たまぁ~に祭日が水曜日にあたると、あまりの人込みにびっくりします。
いつも水曜日にはガラガラな所も、日曜日はめちゃめちゃ込んでいたりと。。
今日も行楽地なんかは人込みがすごかったんじゃないでしょうかぁ~
今日のネタは DENON DL-103 と SHURE M44G です。
どちらのカートリッジも「日本で一番売れているカートリッジ」と言ってもいいかもしれませんねぇ
私はこの2個のカートリッジを長い事使い続けています。
この仕事を始めてから ず~~と使っています。
どちらのカートリッジも決して ハイスペック なカートリッジではありません。
良くも悪くも 「普通」 です。
なんでこの2個のカートリッジが手放せないかと言うと 「普通」 だからなんです。
主にアナログ関連の機器 昇圧トランス や フォノイコライザーアンプ 等をチェックするのに使っています。
(昇圧トランスはインピーダンス等にもよりますが。。。)
私の頭の中にはこの DENON DL-103 と SHURE M44G の「音」がインプットされています。
カートリッジ以降の後段の接続機器が「どの程度?」のモンなのか一聴で判断できます。
それと、初めて扱うカートリッジの比較対象としてもいい「基準」になっています。
この2個のカートリッジに比べて「高域が・・・・」「解像度が・・・」等々。。
DENON DL-103
恐らく、日本のスタンダードMCと言っても差し支えないと思います。
基本ノンジャンルでどんな音源にでもバランス良く鳴ってくれます。
ただ、個性に欠けるように感じるには「標準」たるゆえんでしょうねぇ 真面目なんですよ、ハイ。。
もちろん ortofon の SPU にも「スタンダード」を感じますが「現代の音」としてはやはり思えないのでねぇ
あの SPU の丸針独特の「ズシンッ!」とくる重心の太さとかは、私の好みなんですがねぇ
あと、このDL-103を使う理由に「丈夫」であることが挙げられます。
割と雑な扱いをしても壊れないです。ダンパーにワイヤー方式を採用してるのと、スタイラスチップの固定が丈夫なんでしょうねぇ
まれに、スタイラスクリーナーで軽く掃除しただけで、スタイラスチップが ポロッ と取れてしまう外れ品もあるようですがw
SHURE M44G
オーディオ用カートリッジと言うより、DJのスクラッチ用カートリッジとしての需要の方が圧倒的に高いですよねぇ
でも、そんな「おもちゃ扱い」にも耐えれるタフなカートリッジですww
とにかく「丈夫!」なんですよねぇw
しかし、このM44Gの出す音は私は好きです。
決して高性能だとは思いませんが、MMカートリッジ「らしさ」がこのM44Gにはあります。
明るい鮮やかな音色と、パワフルで力強い表現力は SHURE V15 type3 に精通します。
私個人的には V15 Type3 もコレクションしておりますがw
正直いって、高級でも高性能でもない このM44G がなんで好きかっていうと。
「MMカートリッジらしい音」だからです。
私の思うMMカートリッジとは「こんな感じ」な表現力だからです。
メーカーモデルにより様々なMM(MV)カートリッジが存在しますが、大ざっぱに MMカートリッジとは? と言われれば、だいたいこんな M44G が持っているような特性があると思っています。
あと、個人的に 私が若い頃、単体オーディオ(バラコン)を知り、アナログプレーヤーを入手して、初めて手に入れたカートリッジが 「SHURE M44-7」だったってのが 私のアナログオーディオ感に大きく影響しているのかもしれませんねぇ
アナログ再生(レコード再生)にとって、このカートリッジってヤツは一番面白みがあるところです。
例え200万円するターンテーブルに100万円のアームを付けようが、このカートリッジがダメならすべて台無しです。
逆に、質屋さんで¥5,000で売っているよな安いボロボロのターンテーブルにでも、ハイスペックカートリッジを付ければ、それなりの音が出てしまいますww(ちょっと極端ですがw)
レコード再生の8割以上はこのカートリッジが音創りをしていると言ってもいいです。(音源除く)
まぁ、その残りの2割を追い込む為に、みなさん必至なんですけどねぇw
レコード再生にとってのカートリッジは マグロに例えるなら「トロ」にあたるくらい「旨み」があるんですよ