こんにちは ナックオーディオ中村です。
毎年種を撒いている 朝顔 の芽がやっと出始めました。
今年は気候のせいか 種を撒いてから かなり時間が経ってからの発芽で
「今年はダメなのかなぁ。。」なんて半分諦めてたんんですけど、やっとこ芽が出てきて なんだか喜びも倍増してます。
毎年思うのですが この元気よく出てきた双葉を見ると なんだか元気がでますよねぇ
これから大きくなって 花が咲き始め 秋のはじめくらいまで毎朝楽しませてくれるでしょう。
さて そんな梅雨のなか 当店にやってきた今日の「ネタ」は・・・・・・。
Pioneer パイオニア XC-HM86 ネットワークCDレシーバー
ネットワークCDレシーバー ってなんやろ。。。 って方多いと思いますよね。
分かりやすく言えば プリメインアンプ+CDデッキ+ネットワークプレーヤー+AM/FMチューナー 等々
一言で言えば 「今どき超便利多機能CDミニコンポ」とでも言いましょう。
当店もオーディオ専門店と言っても なにも マニアックな高級オーディオや貴重なビンテージ等ばかりを取り扱っている訳ではありません。
時にはこういった家電店でも容易に販売されているオーディオ製品もぜんぜん扱っています。
とは言っても、こういった いわゆる「コンシューマ製品」的なオーディオでも 決してバカにしたり 見下したりなんかしてません!
どちらかと言えば こういったモデルにこそ 現代の技術的な進歩や、そのメーカーの力量が試されてる事が多いです。
超高級なハイエンドオーディオ等には無い、いかに「安く」「いいモノ」を「多く」生み出さなくては(販売しなければ)いけない「制約」が付きまとう為
ビジネスとしての メーカーの実力がないと成立しないジャンルなんです。
そして、ここ数年のオーディオ業界 特に上記のような「コンシューマオーディオ製品」「低価格帯オーディオ製品」を担ってきたメーカーが
ことごとく衰退しているのは オーディオ好きに限らず 経済ニュース等に目を通している方であればご存知かと思います。
今回やって来た Pioneer パイオニア XC-HM86 ネットワークCDレシーバー
名前こそ パイオニア ブランドではありますが 実態はONKYOオンキューの子会社としてなんとか生きながらえてると言うのが正直なとこでしょう。
と、聞いても 最近耳するニュースでは その母体の ONKYOオンキュー も経営がよろしくなく、外資で復活してきた SHARPシャープ あたりで 立て直すなんて話も聞こえてきてます。
他にも有名どこでは Victorビクター(JVC)、KENWOODケンウッドの統合なんてのも ちょっと前に聞いた話でしたしねぇ。
また、中古オーディオを扱っていると 今は無きメーカーの往年の名機に会うことなんてのは よくある事で
その名機を扱うたびに「いいモノなんだけどなぁ。。」「需要が無くなっているのかなぁ。。」 いろいろ考える事も多いです。
話を戻すと 今回入荷してきたような 一般向けの低価格帯オーディオと言うのは ある意味 メーカーが生き残りを掛けた「魂」のこもった製品なんです。
そんな 今を生き抜く「今どきオーディオ」を見てみます。
まずは 一番の多機能ポイントのネットワークプレーヤー
ハイレゾ(DSD 11.2MHz/PCM 192kHz/24bit)NAS再生 はもちろん ネットワークラジオ から radiko まで使えるのが面白いです。日本中、世界中のネットラジオを聞けます。
続いて スマホ等の接続として AirPlay(Wi-Fi経由)と Bluetooth の2系統があるのがイイです。
スマホに限らず 今どきデジタル製品との接続の自由度がかなり高い! PCやゲーム等もワイヤレスで接続が簡単にできる。
続いて リモコンアプリがとても使いやすい!
もちろん機器専用にリモコンも付属していますが スマホアプリからの操作で普通使用での操作はほぼ全て賄えてます。
UIも国産としてはデザインも悪くないと思います。
そして 私が一番「これはイイ!」と思ったのは
無線LAN の 5Ghz 帯 が使える! いわゆる Wi-Fi を選ぶ際に「A」と「G」を選ぶことがあると思いますが 、その「A」が使えるって事です。
何がイイかって。 レスポンスがかなりイイ!
以前に Wi-Fi 搭載のネットワークプレーヤーを数台使用してきましたが、基本的に 2.4Ghz だったので
試しに使ってはみても なんだか遅かったり不安定な事が多く、結局は有線LANケーブルを使うのが「当たり前」だったんですよ。
それが 今回の5GHzを試したら 多少のタイムラグはあるものの 2.4GHzに比べたら 全然快適で安定して使える!
これならLANケーブル無しで設置場所の自由度がかなり広がると思いますよ。(5GHzが安定してるのが条件ですが)
さらに 背面にはUSB端子が! そうなんです!これ外付けのHDDが付けれるんですよ!
実際に外付けHDDを稼働させてませんが、なんでも e-onkyo からのダウンロードは直でこのHDDにダウンロードできたりするみたいです。
フォーマットもFALCもちろんApple Lossless にも対応してるのがうれしいです。
USB端子は正面と背面の2系統あるので PC脇でつかうなら正面でケーブル抜き差しすれば 簡単にHDDオーディオを構築できます
あとは 性能のデジタルアンプ部
ステレオ 65 W+65 W クラスD アンプ 特に今どきとしては「優秀」って程の感じではありませんが、小型ブックシェルフならもちろん余裕で
小型のトールボーイくらいでも 能率しだいではぜんぜん使える感じです。
そして CDプレーヤー
プレーヤーとして可もなく不可も無くってイメージ SACDまでカバーしてくれてたら「気が利いてるよなぁ」って感じなんだけど
、さすがにそこまでは難しいよな。
あとは S-HM86-LR として スピーカーとセットでも販売されていたらしいです。
実際に見てないので何とも言えませんが、コスパ良しのハイレゾ対応として評判はなかなか良かったみたいですね。
そして、 いろいろ一通りこのモデルをいじってみて 販売価格を知って驚きました。
メーカー希望価格では5万円台後半だったようですが、ネット等の実売価格を調べると¥40,000を切って3万円台まで値引きして販売されていた事もあったようです。
う~~ん こんな 超便利で多機能な製品が3万円代だったらかなりハイCPなモデルだったんだよなぁ。
ちなみに発売(実売)は2018年からで、 今から3年以上前に こんな多機能モデルを出していたなんて。。しかも この価格で。。
「実力」のある パイオニア(ONKYO)だから出来る 「技」 なんだと とても強く感じます。