貴重な存在か?DYNAUDIO MC15 アクティブスピーカー

こんにちは ナックオーディオ中村 です。

東京では 今日現在 梅雨 ではありませんが、毎日ぐずついたモヤモヤした天気が続いてます。

近年の気候変動のせいでもあるのでしょうか?

はっきりした梅雨入りって感じも無く、なんとなく梅雨っぽい日々って感じです。

年々その「季節らしさ」みたいなモノも薄れてきて、日本独特の「四季」の感じ方も変わってきているのかもしれませんね。

本日 当店にやってきたのは DYNAUDIO MC15 アクティブスピーカー

発売(発表)は2007年。 もう14年も前になるんですねぇ。

DYNAUDIO にとっては初のアンプ内蔵のアクティブスピーカーとなる 実に大きな存在だったスピーカーです。

(※プロユースの「DYNAUDIO PRO(旧Dynaudio Acoustics)」でパワードモニターは一部ありましたが、ここでは民生モデルは別途として考えてます。)

2007年ですので 現在のように Wi-Fi やら Bluetooth 、ネットワークシステムなんぞがまだまだ「未知」の時代です。

発売当時の MC15 の「売り文句」としては 「PC用マルチメディアスピーカー」とうたっていました。

確か 当時は BOSE あたりでは PC用2.1chや5.1chスピーカーやiPod用スピーカー等が「マルチメディアスピーカー」と呼んで様々な形態のスピーカーシステムを出していた記憶があります。

DYNAUDIO からも この MC15 に合わせる形で サブウーファー SUB250MC を発売し 卓上の2.1ch をアピールしております。

要は 音楽メディアが CD からデジタルファイルに移行する時代。

「音楽の聴き方」が大きく変わろうとしていた時代

各メーカーが 新しいオーディオの形を模索し始めた時代でもありました。

そしてタイトルにある この MC15 の何が貴重かと言うと ズバリ!日本では圧倒的に数が少ない!

そうなんです 中古市場でもめった出てこない 「レアモデル」 なのです。

また、2年後の2009年には DYNAUDIO Focus 110A というアクティブスピーカーも発売されました。

Focus 110A は MC15 より「一回り」上と言うか、「兄貴分」と言うか

MC15 がデスクトップに設置する事を念頭にした「ニアフィールドモニター」なのに対し、Focus 110A はルーム用オーディオスピーカーとして存在しました。

そして、 Focus 110A も MC15 同様に 2012年まで 発売されていましたが、MC15と同じく市場では流通量は少ない 「レアモデル」です。

まぁ、理由はいろいろあるとは思うのですが。。。。

2012年には DYNAUDIO より ワイヤレススピーカーの 「Xeo」シリーズが発売、アナログ接続である MC15 も Focus 110A も同時に姿を消すこととなります。

ちなみにこの「Xeo」シリーズ発売前(国内発表前)の試聴品に偶然出会えたなんて事もありました。

 2012年ナックオーディオブログより https://nack-audio.com/wordpress/audioevent/

現在 DYNAUDIO では従来のステレオ/サラウンド等のパッシブスピーカーはもちろん、ワイヤレススピーカーもハイエンドの「FOCUS」シリーズ、エントリーの「Xeo」シリーズ、お手軽ワイヤレススピーカーシステムの「MUSIC」シリーズ、などなど 様々なアンプ内蔵のスピーカーをリリースしております。

今では当たり前にアンプ内蔵のスピーカーをラインナップしている DYNAUDIO 「初」のアンプ内蔵スピーカー

そんな時代の礎を築いた存在の MC15 なんだか愛おしくなりますねぇ。

まず外観から

PC用卓上スピーカーとしては やはりデカいです。

PC用と言うより DTM用モニターと言った方が大きさ的にしっくり感じます。

見た目もDYNAUDIOらしいメカメカしたメタリックな感じがカッコイイです。

エンクロージャーは パッと見でも重厚な造りなのがわかるヘビーなイメージです。

ツイーターは ブックシェルフにお約束的に使われる 28mm径のドーム型ツイータ D280ユニット

ドーム表面のベタベタもお約束ですが ホコリ汚れが少なくキレイで良かった~

ウーファーユニットは 当時評価の高かった ESOTEC 150mm ウーファーユニット

使われるユニットだけ見れば 特に卓上用を考慮した訳ではなく コンパクトブックシェルフをニアフィールドモニターとして使えるよう

アンプ、ネットワークを設計したのでしょう。

背面にはアンプのヒートシンク アンプの詳細までは調べれませんでしたが 大型トロイダルトランスを使ったデジタルとトランジスタのハイブリッドアンプ的なモノじゃないかと思います。

一台当たりに 50W×50W のバイアンプ クロスオーバー周波数は 1500Hz のネットワーク設計となっております。

冷静に考えれば アンプだけでもかなり贅沢に思える設計です。

基本的にGAINレベルを調整することは考えられておりません。

セッティングや同時発売されたサブウーファーSUB250MC との兼ね合いもあってか 微調整レベルの切り替えが可能です。

付属するベースプレートに設置する事で 卓上のでの指向性を考えておりますが、見た目的にもちょっとPCスピーカーっぽい感じになりますね。

でも やはりPC用としては少しサイズが大きいかなぁ。。。

卓上のPCスピーカーとしても申し分ありませんが、4.5畳や6畳間くらいのスペースであれば 普通にステレオスピーカーとしても 

ぜんぜんありだと思います。

実際に試聴してみると 音調としては「モニター調」とでもいいましょうか ニアフィールドを意識したネットワークなのはわかりますが

やはり定位感がずいぶんと手前に押し出してくる

低域 中域 高域 全てにおいて キレの良さを感じるタイトな音作り

メリハリの良さを得意とするなら JAZZ や ROCK はとても気持ちよく鳴ってくれる印象です。

ゲームミング音楽等の電子音源では かなりマッチグの良さを感じます。

一方で クラシックのり では

ソナタ形式のスタジオ録音源では それっぽく鳴ってくれる音もありますが

全体的な音調として 「明るい音」のイメージを感じてしまうのもあってか

クラシック全般は苦手なのかもしれません。

音源に対して あくまでモニタースピーカーとしての使い方でしたら ぜんぜん良いと思います。

サブウーファー を使って 2.1ch は 正直必要ないかなぁ。。。

広い部屋でサラウンドを作りたい方だったら 補正用にサブウーファーを使うのかもしれませんが

ステレオだけで十分に低域は作れていますし、もっと低域の量感が欲しかったら コンパクトモデルではなく

相応の大きさ有るトールボーイ型を選んだ方が自然だと思います。

私個人の感想としては「贅沢なPCスピーカー」「気軽なDTM用モニター」と言った印象です。

そして PCモニターの両脇に置くよりも 定位を考えて 一歩奥にキチンとしたスタンドに設置するのが良いと思います。

もしくは 狭いワンルームや 4.5畳間くらいの小スペースでも 気軽で優秀なステレオ環境を作れるニアフィールドスピーカーして とてもいい感じだと思います。