こんにちは ナックオーディオ中村です。
秋葉の老舗 オヤイデ電気 のハイエンド電源タップ MTB-6 定価 52,000円 が入荷。
現在は後継モデル MTB-6Ⅱ (定価 85,800円)とさらにハイエンド化してリリースされててます。
そんなハイエンドと名乗るタップですので、内部のチェックがてら見てみましょう。
まずは その見た目から。
映り込みの深いコントラストから上等な分厚いクロームメッキなのが一見してわかります。
とにかくメッキの仕上がりがキレイな故に ちょっと触っただけで 指紋が目立つったらない。
特に汚れた手で触った訳ではありませんが、普通にちょっと触っただけでこのありさま。。
やはり電源タップと言えど ハイエンドとなれば手袋をして取り扱うことにるんですね。
う~~ん かなりキレイなメッキ仕上げです。
メッキ加工は 厚肉無電解ニッケルメッキ+クロムメッキ との事。
底面を見ても これまたキレイな磨き仕上げです。
インシュレーターには真鍮製の4点支持のスパイクが元々設置してあります。
この4点支持のスパイクの2点を外し、中央部のネジに取り付ければ 3点支持に変更できます。
このタップ本体の重量が 2,140g と 2kg超えの重量ですので 3点支持の方が安定度は高そうですね。
ちなみに 別途販売されている INS-BS インシュレーターも取り付けできるとの事です。
早速 中身を拝見してみましょう。
ます最初に思ったのは ケース内側にも表側同様に かなり深めのメッキ加工がしてあるのにビビります。
表側のようにポリッシュ仕上げではありませんが、無電解ニッケルメッキならではの均一で肉厚な仕上がりなのでしょう。
ケース(シャーシ)の母材は2.0mm厚真鍮板
ケースだけで「ズシッ」っとくる感じの重量感です。
コンセントはこのハイエンドタップの為に新たに作られた SWO-DX ULTIMO (現在は壁コンセント本体で販売)
接点の部分(コンセント差込部分)はバネ性が高いリン脱酸銅に超厚肉銀メッキ(1.5μ)+厚肉ロジウムメッキ(0.3μ)との事
内部配線には Φ2mm 4N純銀線 を使用
配線はIECインレットより各コンセントに電源を供給するセパレーション方式を採用してます。
アース線材までは詳細はわかりませんが、銅線ですね。
コンセント本体支持の真鍮がポリッシュ仕上げされているのが なんともハイエンドなんでしょう。
IEC320インレットは このモデルの為に作られた NC174RR という代物。 (現在では他モデルにも使用)
純銀厚肉メッキ + ハードコンタクトロジウムメッキ という なんとも凝ったモノらしいです。
ケーブル接続は オヤイデオリジナル半田 SS-47 を使用
いやぁ~~~~
ハイエンドとうたうだけあって、 細部への仕上げのこだわりを感じる造りですね。
オーディオマニアの中でも「電源マニア」っては まぁ泥沼のように一度ハマると出られない なんとも奥深いジャンルかもしれませんね。
ケーブル、コンセント、接点から始まって、200V化、別電源回路、マイ柱上トランス、マイ電柱、終いには電力会社による違いを語る猛者まで居るくらいです。
まぁ オーディオ電源に対するこだわりは 人によって差はありますが、
せっかくの愛機への電源ですので
「音を良くする」って言うよりも 「極限までロスを無くす」って想いは、オーディオ好きであれば誰でもあるでしょうね。