MICRO マイクロ精機 MSB-100 インシュレーター 補修をしてみよう その4

こんにちは ナックオーディオ中村です。

MICRO マイクロ精機 MSB-100 インシュレーターのクッションぶ補修をシリーズ化して連載しております。
スタッフより 同じような写真ばかりでつまんない。。。。と。。。 orz….

たしかに マイクロの MSB-100 と無縁の方には退屈な内容ではありますが。。。
でも、MSB-100 を好む人にとっては ものすごく重要な問題でもあるんですよねぇ。。

引き続き マイクロ精機 MSB-100 クッション補修 を強行して続けますよ!!

前回までは ウレタン系ゴム製ボンドを使って キズ部を補修するところまで進めました。
ボンドもほぼ完全硬化した状態になり、とりあえずのキズ補修は完了です!

ウレタン系ゴムボンドをラッカーシンナーで希釈し、数回に分けて塗布して、ある程度のボンドで肉厚を作りました。
指で軽くつぶしてもキズは広がらない程度には収まっています。
しかし、キズを閉じただけですので重量が掛かれば またキズが開いてしまう可能性があります。

と、言う事で
今回は補修後のクッション表面の保護と強度をつけることを前提に、液体ゴムによるコーティングをしてみたいと思います。

今回使用する材料は Performix PLASTI DIP 液状ゴムスプレー
私も初めて使う材料です。。。
工具のプロショップ等に置いてあり、前々から気になっていた材料で、一度使ってみたいと思っていたんです。
スプレータイプとただの液状タイプの2種類があり、カラーバリエーションも数種類あります。
アメリカ製のモノで、主にドライバーやプライヤー、ペンチなどのグリップ部に塗る「滑り止め」を目的とした材料らしいです。
今回の補修に適したモノなのか不明ですが、ゴム自体の強度は期待できそうなんで、実験的に使ってみます。

表面と裏面を分けて塗ります。
パッド部分は補強は必要ないのと、必要以上にゴムの肉厚を付けたくないのでマスキングしておきます。
面倒なので、パッド自体をマスキングします。

一番張力が働くであろう側面側を重点的に、インターバルを置きながら計5回くらい本塗りでコートします。
ある程度乾燥時間をあけたら ひっくり返して同じく側面部を重点的に5コート本塗りを重ねます。

裏表で5コートづつ 側面部には8コートくらいの肉厚がついています。
塗り終わった時点では たれそうなぐらい塗膜がついていますが、
液状ゴム自体の溶剤が乾燥すれば、かなり痩せると思いますので、たれる限界まで塗りこむのが良いでしょう。

この液状ゴムが完全硬化するまでしばらく時間がかかりそうなので、また時間をおいてから手を付けていきます。

今回の作業で 一応のゴム部の補修は終了とします。

次回は 内部にエアを注入する方法を考えます。
お楽しみに~♪  って。。。。

今回の記事も MICRO MSB-100 インシュレーター を好む方以外の人には まったく関係ない内容でしたが。。