こんにちは ナックオーディオ中村です。
テレビでニュース番組を見れば、必ずと出てくる言葉「アベノミクス」
日銀の金融緩和政策が、国債、為替等に大きく影響し、国内国外資産が世界的に日本経済で動き出す。
分かりやすい指針として株価がが大きく取り上げられ、単純に「損得」ばかりが気になって仕方ない人も多いと思う。
とかく海外旅行が身近になった今の時代では「円安=損」と感じてしまうのは仕方のない事かもしれない。
ここぞとばかりにFXの活用で毎日為替に夢中になるのもいいかもしないし、実物資産として金を持ち続けるのも良いかもしれない。
でも、もう一歩先のマクロ経済で考えればMede in JAPANが息を吹き返す事を応援する考えの方が気持ちがいい。
なんだか小難しい話をしてしまったが「輸入オーディオ」を考えた時にこの「円安」という事が多少は気になったので。
私の生まれた1971年に「為替」という言葉が動き出した。
実質的に変動相場と移行したのは73年、ドル=360円から80年代の紆余曲折を経て、ドル=70円台にまで
今日現在では¥101を保っているが、今後どの程度まで動くのかは分からない。
しかし、物価上昇率2%と言っただけでここまで変動するものであれば、為替相場というモノは人為的に操作できるモノだと思った。
為替とともに輸入オーディオが身近になったのだろうか?
確かに中国生産になった一部のモノはとんでも無く安くもなったり、購入時に国産オーディオと輸入オーディオを比較対象にできるくらいにはなったが、
国産に比べ輸入オーディオは高いと言った印象はあまり変わってないように思う。
だからと言って代理店が上澄みを掬ってると言う訳でもない。
世界的にオーディオは「付加価値」の上で成り立っている。
レートの高い国に対しては、なんだかんだ理由(付加価値)を付けて高く輸出しているだけなんだろう。
並行輸入をすれば安く売れるか?
確かにそういったモノも多いかもしれないが、日本人は「正規品」かどうかを大事に考える。
オーディオは高価な機械なのでアフターを考慮する人が多い。
しかし、基本的に国産品だろうが輸入品だろうがメーカー対応期間は8年間と考えているモデル達も少なくない。
特にスピーカーメーカーに多く感じる。不具合=修理ではなくユニット交換になる場合がほとんどだからだろう。
その点、アンプメーカーはやってくれる。消耗部品を考慮しやすくストック部品も安価な汎用パーツが豊富だからかもしれない。
初期動作に問題が無ければ、大体10年くらい壊れずに使えるモノであれば、並行輸入品でもメーカーのアフターは気にしなくてもいいのかもしれない。