耳の肥えたお客様は正直つらいですw

東京都の中古オーディオショップ ナック・オーディオ 店主 中村 です。
今日は梅雨の晴れ間で朝から日差しもまぶしい暖かい日ですね。

今日は先日 Sonus faber Grand Piano Home と LUXMAN L-550A  SONY SCD-777ES を同時にご購入していただきました 東京都練馬区の K様宅 に納品した時の様子を書かせていただきます。

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K様 からは以前よりオーディオ導入についてご相談を受けておりまして、今回ちょうどお勧めできるスピーカーの入荷に合わせてご購入いただきました。

K様のご家族は、K様自身もトランペット奏者であり、奥様がヴァイオリニストでピアノ先生、、お子様二人もピアノを学ばれる生粋の音楽一家です。
音楽を学問の視点で学ばれた方はオーディオ屋泣かせでもあります。
やはり一つ一つの楽器の音をきちんと理解しているので、楽器の持つ臨場感に対してのイメージは到底かなわないのと、音に対しての耳がだんぜん肥えてます。
人間の構造上、年齢により音の周波数可聴帯域は衰退するのは当然なのですが、音を聴いた瞬時に「音の種類を分析する能力」は鍛えることができます。その能力が圧倒的に高いのです。

そんな「強敵」なお客様にうかつに「いい音ですよ~」なんていっても鼻で笑われておしまいですし。。

今回システム導入のコンセプトが K様ご自身でかなり明確にありましたでお勧めできる品物もかなり煮詰めた上でいろいろ試聴していただくことができました。

聴く音源の8割はクラシック、残り2割はJAZZ筆頭にマルチジャンルで聴かれています。
ハイエンドを意識しない気軽さ、使い勝手の良さ、価格対効果のあるシステムであり、音量的には夜に静かにゆったりと鳴らしたいとのこと。
設置環境については今後検討中で、現状でリビング設置にも馴染む出過ぎないイメージであること。
今後メインシステムとして拡張するかはまだ未定

上記の内容で考慮すると
スピーカーは、定位感に奥行表現があり高域の十分な解像度、量感ある低域に必要なエンクロジャー容量と、考えトールボーイ型フロアの Sonus faber Grand Piano Home をお勧めしました。
やはり前述した「耳の肥えた方」には小型ブックシェルフでは到底ご納得いただけないと思いますので。
実際に K様宅 で音出ししてからものの 2~3秒 で「決まり」と即答でしたw

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アンプについてはかなり悩まれておりましたが、LUXMAN A-550A クラスAアンプをお勧めしました。
小音量でバランス良くキレイに鳴らすには断然アンプの容量が必要だからです。
使い勝手の面でもセパレートシステムより、バランスの良い設計のプリメインアンプ
当初は真空管アンプもご検討されていましたが、高域解像度と低中域のキレの良さで、最終的にはスピーカーとのマッチングの良さが決めてでした。

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同時にプレーヤーも加えることとなり、程度の良いSACDプレーヤー SONY SCD-777ES をご購入くださりました。

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この度はほんとにありがとうございました。
また何かの機にもよろしくお願いいたします。