こんにちは ナックオーディオ中村です。
今日はちょっと珍しい TANNOY のChester(チェスター)をご紹介
簡単にスペックを見てみます
25cm(10inch)同軸型2ウェイ
 バスレフ方式・ブックシェルフ型
 周波数特性:50Hz~20kHz ±3dB
 許容入力:60W(連続)
 出力音圧レベル:89dB
 公称インピーダンス:8Ω
 クロスオーバー周波数:3.5kHz
 外形寸法:W350 × H524 × D268 mm
 本体重量:17kg
スピーカー全体として見れば、大きさ的にも往年の名機ⅢLZに近い印象だが
 往年のREDモニターやGOLDモニターとは同じ25cm(10インチ)ユニットでもまったく特性が異なる
 特にクロスオーバーとして3.5kHzのネットワーク設計から
 フルレンジ + 高域ホーンツイーター の同軸ユニットとして鳴らしているイメージ
実際に鳴らしてみると
 とても特性的にバランスが良く、アンプ選びも苦労しなさそうな印象です。
 実際にREDモニター/GOLDモニターの特に10インチモニターを使った事のある方ならご存知だろうが
 タンノイならではの良く言えば「個性」悪く言えば「クセ」がかなり強い
 さらにモニターシルバーやモニターブラック等は「超」が付くほど難癖モノである
 その個性(クセ)がいい意味で薄れているユニットの印象です。
 しかし、そこはTANNOYの作る同軸ユニットだけあって「同軸らしさ」はやはり健在している
 総じて「鳴らしやすいTANNOY」といった感じの印象です。
箱は正面ポートのバスレフ型
 初期のⅢLZと比べてしまうが、独特の「箱鳴り」の印象はないなぁ
 やはりバスレフにすることでユニットの「力」加減で音作りをする設計なんだろう
 試にバスレフポートを調整するといろいろな変化があって楽しい
 しかし、この同軸ならではの独特の指向性と定位感はやはりTANNOYっぽい感じです
今日半日ほどいろいろはジャンルで鳴らしていましたが
 基本ノンジャンルでバランス良く鳴る印象ですが、クラシックフルオケはやや難しいかなぁ
 印象良かったのはピアノソナタ、ヴァイオリンソナタ、小編成の室内管弦楽、声楽オペラなんか
 高域に歯切れの良さがあるので心地いいです
 あと、アコギやボサノヴァ弾き語りも好印象だったなぁ
 ようは、録音時のスケール感が必要なジャンルは苦手ながらも、楽器や声の個性を表現するのは得意といった感じのスピーカーですねぇ
日本では流通量の少ないモデルなので、あまり見かけませんよねぇ
 もうちょい楽しんだら販売ページにアップしますんでお楽しみに~