こんにちは ナックオーディオ 中村 です。
先日お客様より「スタッフブログ見てるよ~」と言われ、なんだかうれしいですねぇ~
見られてると思うと、なんだか緊張もしてしまうんですがw
大してお役に立てる内容ではないと思いますが、個人的に思いついた事や、気になった事なんかボチボチと書いていきたいと思っています。
今日はお客様よりお預かりしています STUDER D730 を一日ランニングさせてました。
まず見た目が カッコイイ!! って感じです。
プロユースのモデルならではの「無骨さ」がなんとも渋いんですねぇ~
RFエンタープライゼスの正規輸入品です。
定格100Vと記載がありますが、厳密には100V定格ではなく「100Vが仕様の範囲で問題ありません」ってことなんですけどね。
STUDER A730 は以前に扱った事があるんですが、この D730 は初めてなんですね。
コイツのスペックや特性についてはネットでもいろいろ書かれていますので、ここでは書かないでおきますね。
CDプレーヤーの基本的再生機能としては特に凝ったシステムではないのですが、各パッチにメモリできるループ再生機能はすごすぎます!
民生機としてこの機能を使っている人はまず居ないと思いますよ。
音質についてもいろいろな方がいろいろなコメントを書いていますが、私個人的に思った第一印象は 「普通」 です。
しかも、こんな「普通」で「直球ストレート」な再生ってあるんだなぁ~って感じです。
CDプレーヤー(ドライブ感やDAC感)としての特性も特に何も感じません。至って無味無臭と言った感じです。
逆に「最近のCDプレーヤーってHi-Fi感があるんだなぁ」と思いました。
よくSTUDERに聞かれる「アナログ感」も私は特に思いません。
どちらかと言うと Philips LHH-500/700 なんかの方が「アナログ感」を感じますねぇ。
JAZZ、クラシック、ROCK の 80年代~00年代あたりの収録音源なんかをランダムに聴いていたのですが、やはり感じるのは「普通」なんです。
特にどのジャンルに合っているとか、得手不得手なんてまったく感じません。
しかし、一日中使ってみてわかったことが「デジタルの音源クオリティー」を感じる事ができます。
デジタルリマスターされた復刻音源なんかはやはり「新しい」感じのサウンド感があるのですが、ただのマスター収録音源なんかだとかなり「古い」印象の音源に感じるんです。
やはりこのCDプレーヤーって完全プロユース仕様なんだなぁ。。。と、ホント思います。
CD音源を「キレイ」に再生することなんか目的じゃなく、CDに収まっているデータが何なのかを、ただただ適切に確認するための「機械」に徹している感じがします。
マスター音源の良くない編集CDは、このSTUDERで聴くとホント最低のオーディオに代わってしまう恐れもありますよ。ホント。
逆に言うと収録音源のクオリティーの高いCDは素直にそのクオリティーを再現できるでしょう。
ふと、 故長岡鉄男 先生の言葉で「良い収録音源はどんなモノであれ再生される権利がある!」と言った言葉が浮かびました。
とは言っても、私は機関車の音を聴こうとは思いませんがww
以前A730を扱った時はここまでじっくり聴くことができなかったんですが、やはり2台並べて聴き比べなんてしてみたいですねぇ。