こんにちは ナックオーディオ中村です。
今日は在庫棚にあったSONY CDP-XA50ES を引っ張り出してみた。
ずいぶん前に入荷してきたのだが、一度整理棚に置いてしまうと、ついつい在庫に目が行かなくなり
「何だったかな?このデッキは?」
ってな具合で放置するクセが私にはある。。。 う~~ん考え物だなぁ。
そんな訳で、、、 やっとこさ日の目を見るこの CDP-XA50ES 君
今日は朝からランニングチェックしてみる。
まずは外観のコンディションをチェックする。
中古オーディオにとってこの外観コンディションはとても重要です。
このCDP-XA50ESは多少の使用感や小キズはあるものの、目立った外傷も無く、かなりキレイな状態。
そうだ、思い出した。。
私は程度の良い品物はとっとと隠して、手の掛かりそうな厄介なモノから手を付ける傾向なんですよ。
程度の良いモノは動作さえ問題なければすぐにでも販売に載せる事もできるので、ついつい「いつでもOK」な気分になってしまう。。
今年はこのクセを直したいもんです。。
そして、このプレーヤーの特徴として、ドライブユニットごと飛び出してきます!!
しかもディスプレイまで一緒に!!
はじめて見た時はかなり衝撃的だったのを覚えています。
なんだっけなぁ。。あのナカミチのカセットデッキでテープ自体が裏返ってリバースするヤツ以来の衝撃です。
そして、ディスク自体を手動でスタビライザー固定させるタイプ。
SONYに限らず、各メーカーでも企画モノ的に一度は製品化されるタイプです。
私は嫌いじゃないですねぇ この感じは
そして、もっとも大きな特徴としてピックアップ固定式のメカとなっています。
要はCDの読み込みが進むと通常はピックアップ側が移動しますが、コイツの場合ディスクの回転軸が動きます。
冷静に良く考えればすごい機構ですよねぇ
デッキ本体は重量15.2kgとCDデッキとしては非常に重量があり、かなり強靭なシャーシ設計になっています。
ピックアップが固定化されている分、本体への振動がそのまま音質的ダメージになるので、当然と言えば当然の対処だと思います。
耐震より制振を考えたデッドな本体です。
そして、もう一つ面白いのが、可変(V.C.)デジタルフィルターなる装置を搭載しています。
何のフィルターか??
仕様書やメーカー詳細を見てもよくわからなかったので、、、、。
いろいろいじってみて思ったのは、4wayスピーカーの低中音~中高音の範囲のアッテネーターを微妙に可変させてる感じと、高域のエッジ強調、低音域の増幅
要は小型アンプに搭載されているラウドネスを微妙に効かせて高域をタイトにする感じの可変に思いました。
最初は面白がっていろいろ試していましたが、結局デフォルトのままが一番落ち着くかなぁ。。と言った感じ。。
全体的な音作りはと言うと、一言で言えば「優秀」です!
特記すべき個性はありませんが、特記すべき弱点も無い。偏差値65と言った感じ。
ちゃんと出るとこ出て、抑えるとこ抑える。よくわかっているプレーヤーです。
私が仕事上欲しい「標準機」的なCDプレーヤーです。
他にもいろいろなプリグラム機能なんかも付いていますが、まぁ、使う人はほとんど居ないでしょう。。
どちらかと言えば、そんなプログラム機能を省いて、XLRバランス出力端子を付けて欲しかったかなぁ。。
なんにせよ、優秀であり、使い勝手もスタビライザーさえ嫌いじゃなければとても良いプレーヤーです。
入門者から上級者まで納得させるくらいの実力モデルなのが今日あらためて分かった気がします。
近日中に販売ページにUPしますので お楽しみに~♪