ラファウ・ブレハッチ(Rafal Blechacz)

2005年の第15回ショパン国際ピアノコンクール優勝者。ポーランド出身ラファウ・ブレハッチ。
当時はポーランドにショパンが帰ってきたと言われました。

翌年の2006年に開催された日本公演ツアーの新宿オペラシティ会場で実際に彼の演奏を聴けました。
ショパコン覇者として話題なだけあって海外マスコミも多く来場しており、世界的に注目されているのがわかりました。

演奏はマズルカ、ポロネーズを中心とした内容で、期待していた「英雄ポロネーズOp,53」が聴けなったのが。。

彼がショパンコンクールのあの緊張した会場の雰囲気の中で演奏した「英雄ポロネーズOp,53」が何より印象深く残っています。
後半で数か所ミスタッチがあったものの、あの演奏を上回る感極まった英雄ポロネーズは聴けないだろうかと思います。

彼に好感が持てるのは「あまり派手でない」ことなのかもしれません。
エンターテイメントとしてはポリーニやユンディのように「華」みたいなモノが必要なのかもしれませんが。
なんとな~く生前のショパンを思わせてくれる控えめな感じがいいのかもしれません。
やはりポーランドの「血」は関係しているのかもしれませんね。

公演の終了の舞台挨拶後、沢山の若い女の子からの花束に、必要以上に照れていた彼になんとなく好感が持てます。

また機会があれば是非聴きに行きたいと思います。