英国 Penny & Giles PAF-1120WⅡ パッシブフェーダー

こんにちは ナックオーディオ中村 です。

いよいよ事もあと10日ほどになってしまいましたねぇ~
当店でも毎年年末は商品の出入りが多くなるので、今の時期に「年末感」を思いますねぇ~

あ、あと
今年の年末年始の当店の営業予定を簡単にお知らせです

2012年12月30日(日)~2013年1月4日(金)

勝手ではございますが、上記日程でお正月休みをいただきます。
よろしくお願いいたします!

さて、今日は 英国 Penny & Giles(P&G)製のパッシブフェーダー PAF-1220WⅡ をご紹介

基本的にはオーディオ機器と言うより、スタジオユースの業務機の位置づけの製品です。
4系統入力ラインセレクトのアッテネーターとL/R独立したボリュームコントロールフェーダーで構成されています。
なぜそんな業務機器を、比較的マニアックなオーディオファイルに支持されているかと、とにかく「高品位パーツ」だけで作られているからです。
最近ではCDプレーヤーやDACの持つ音創り、パワーアンプの持ち味をなるべく「ダイレクト」に味わいたいと考える方も多く、プリアンプでの増幅を抜きにしたパッシブアッテネーターを選ばれる方が増えています。
CDプレーヤーを直でパワーアンプに突っ込みたい~~~! って感じです。

そこでパッシブアッテネーター(コントローラー)にとって重要なのが、各種接点での伝送ロスをいかに減らすかが焦点になりますよねぇ。
そこで、パッシブアッテネーターにとっての構成パーツこそが、そのポテンシャルになるんです。
とにかくパッシブアッテネーターに要求されるのは「音創り」ではなく「ロスレス」です。

ライン入力は4系統、コントロールアウト1系統、RECOUT(スルーアウト)1系統となります。
当然、RCA端子にも高品位パーツが使われています。

底面に取り付けられたインシュレーターは鋳鉄製です。
全体的にサイズ以上の重量感です。

これだけ「高品位」とうたわれると、どれだけのもんか見てみたくなりますよえねぇ~
っつうことでちょっと中身を拝見させていただきます。

スライドスイッチ式フェーダー2基とラインセレクトのアッテネーター、それぞれをつなぐ配線と
いたってシンプルです。

スライド式フェーダーを片側取り外してみますねぇ
ちょっと写真だと分かりにくいと思いますが、フェーダー側面にシルバー素材で作られた基盤があります。
けっこう複雑な迷路状の基盤表面にに同じくシルバー素材の 爪 が設置している状態になっています。
それと、L/R両方のフェーダーにそれぞれシリアル番号が付けられています!

ラインセレクトアッテネーターもL/R独立され、高品位パーツで構成されています。

ケーブルの素材は特定できませんが、恐らく外見から判断するとシルバー線が使われているのではないかと思います。

そして
本体ケースは約1.5mmはあろうか、かなり厚みのある鉄板を曲げ加工され造られています。
そして、底板にはさらに1.5mm程度の厚さの鉄板が密着されています。
ケースだけでも思いでしょうねぇ。

外形寸法は W165 × D200 × H90 とかなりコンパクト
しかし重量は 約3kg もありますよ。

見た目もなかなか「通」ですよねぇ。
ちょっと、私が個人的に使ってみたくなってしまいましたよ~

近日中に販売ページにて掲載いたしますのでお楽しみに~