ORTOFON T-30 MC昇圧トランス です

こんにちは ナックオーディオ中村です。

12月23日 いよいよクリスマスって感じになりましたねぇ~
街はもちろん、近所の商店でもクリスマスソングが流れて、毎年この時期に「年末」を実感いたします。
最近では自宅をLED電飾でキラキラ飾っている家も多く、帰り道になんとなくいい雰囲気ですしねぇ~
私もクリスマスは比較的盛り上がる方なんでw

今日は ORTOFON オルトフォン T-30 MC昇圧トランスのお話です。

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発売されたのが1978年頃から
ちょうど ORTOFON代理店がオーディオ二クスからハーマンインターナショナルに移行したあたりの製品です。
ORTOFONの中でも「ハーマン期」と呼ばれ、安定した供給と製品ラインナップが充実していた時期です。
また、デンマーク本国でも「質」に拘った製法が一番良かった時期とも言われています。
名カートリッジ SPU をはじめ、トーンアーム、各種トランス類が 量/質 共に一番良かった時期です。

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内部をチェックしてみましょう。
PASSを含み、インピーダンス5段階可変できますので、オルトフォン製のカートリッジに限らず、他メーカーのカートリッジ、またPASSでのMMカートリッジ使用も可能です。
アッテネーターがトランスに内蔵されており、直接切り替えるようになっています。

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トランスのモデル名は TYPE MX とあります。

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パーツから組み立てまでデンマークです。
現在のオルトフォン・ジャパンでは一部国産/海外パーツ等で様々な作りになっています。

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線材も良質なものを使っていた時期のモデルです。
ハンダがちと大げさwなのがw

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インターフェイスもIN/OUTとアースのみのシンプルです。
RCA端子も良質なものを使っています。

Phonoケーブル

このPhonoケーブルは純正のものかどうか特定できないのですが、アース接続がバナナ加工されているので、接続が楽で良さそうですねぇ。

このT-30は私がまだオーディオを覚えたてくらいの学生の時期に使っていたので、とてもシンプルで買っての良い印象のモデルです。
MC/MMをいろいろ使い分けている方には便利ですよ。

このモデルも気が付けば製造から30年以上経つんですねぇ
10年後には「ビンテージトランス」なんて呼ばれているかもしれませんねぇ~