こんにちは ナックオーディオ中村です。
本日は 埼玉県入間市にお住いのK様宅へ スピーカー買い取りのご依頼をいただきお邪魔させていただきました。
K様には毎度ご贔屓いただき 振り返れば かれこれ 7~8 年 のお付き合いでして
K様の愛犬のボーダーコリーの年齢を聞くと。 「そうかぁ~ もう12歳かぁ」 なんて
初めてお伺いした時には まだまだワンちゃんも若々しくて「今まだ躾け中で~」なんて 仰っていたのを思い出します。
「時間は経つのが早いねぇ~」なんて毎度のご挨拶をさせてもらう感じですね。
K様に限らすですが 長らくご贔屓いただいてるお客様には ホントに感謝しかないですね。 ホントに。
今回はスピーカー買取のご依頼でしたので 当然 「新しいスピーカー」 がある事を前提にお伺いしまして
「スピーカー何買ったのかなぁ~??」なんて あえて事前に聞かずに いろいろ予想しながらお伺します。
しかし 私の予想とはちょっと違ったスピーカーが そこにありました。
FYNE Audio F502 (ファインオーディオ)
正直 このスピーカーを見たとき 「ああ、そう言えば なんか聞いたことあるメーカーだなぁ」 程度の認識しかありませんでした。
そして この日 このスピーカーの実力を初めて知る事になります。
同軸 2way + ウーファーユニット の 3wayスピーカー
「なんだぁ TANNOYみたやなぁ。。」 なんて思ってたら
何の事はない TANNOY の熟練スタッフ(職人おやじ達)が独立して立ち上げたブランドだった訳で
TANNOYの血統を継ぐ親戚と言ってもいいんじゃないかと思います。
パッと見の第一印象は 「結構造り込みをもしっかりしてるなぁ」と思える 落ち着いた雰囲気で高級感があります。
ラバーエッジが また独特ですねぇ。
このスピーカーの特徴とも言ってよいでしょう
底面にバスレフポートを設けており エンクロージャー本体を浮かしている構造になってます。
これは サラウンドのサブウーファーなんかによく見られる手法で 低音域の定位感をグッと低く重く出せる構造です。
床環境や設置の気遣いがキチッとしていれば かなりイイ感じの結果が出そうです。
実際に音源を聴かせていただくと 思わず「これ いくらなんですか??」 と聞いてしまうくらい見た目以上の音作りだ。
K様が購入された時の価格は ペアで ¥400,000 程だったそうで
「これで 40万なら ぜんぜんアリだわぁ」 って思っていたら
どうも 最近では価格がかなり高騰しており ペアで ¥500,000~600,000 くらいの相場感で流通しているとの事
4年~5年ほど前の 発売当初の頃では ペアで¥300,000 ちょっと だったらしです。
値上げの理由は コロナや世界的な物価高、ロシア紛争 等々 いろいろな理由はあるのでしょうけど
単純に「評判がイイから 値上げしちゃえ~」的なことも 疑ってしまうぐらい イイ スピーカーです。
駆動させるアンプは TRIODE の KT88 シングル
決してパワフルなアンプではありませんが、このスピーカーもTANNOYのように 92dBと高能率のなので
十分心地よく鳴ってくれている印象です。
K様は今後 アンプの変更で さらにスピーカーのポテンシャルを引き出せないかを検討しているとの事
確かに もうワンランク パワフルなアンプを使ったら 小音量時の「静」の表現や「伸び」の表現、中~低域の「キレ」「エッジ」の表現が
さらに豊かになんるんじゃないかと思える気もします。
ドライブ力のあるアンプの音造りって 音量に左右されない「ゆとり」を感じる事ができますね。
音源は基本的にハイレゾを中心としたPCオーディオ/ネットワークオーディオとなっており
marantz SACD 30n でデジタルを一括し 使い勝手の良さがあるシステムになってます。
K様は ここ最近は Amazon の音楽配信サービス Amazon music に味を占めてしめて
「ハイレゾ聴き放題~♪」 と子供のようにニヤニヤながら音楽を楽しんでおられました。
ここ最近 アナログライクなお客様が続いたもんで なんか すごく新鮮感じだったなぁ。
そんな とても楽しく勉強になった日でした。