こんにちは ナックオーディオ中村です。
ここ数日は暑い日が続いていて、当店でもエアコンを稼働させる季節になってきました。
窓を開ければ涼しい風も入ってくるのですが、やはり商品を置いてある以上、あまりホコリを立たせるわけにもいかないので、暑さ対策はエアコン頼りになります。
これから梅雨入りすると、エアコンもフル稼働となるんですよねぇ。
このエアコンのインバーターノイズは、オーディオにとって大敵ではありますが。。。
汗だくになってまて音楽に浸るってのものなんですのでねぇ。
今日やってきたのは CEC のベルトドライブ駆動のCDプレーヤー CEC CD3N です。
元の基本モデルとなったCDトランスポート TL3N にDACを搭載させたモデルとなります。
このトランスポートは現在生産終了となっています。
ベルトドライブCDとなると 当然ターンテーブル駆動部はベルトドライブですが、ピックアップ部もベルトドライブ駆動となっています。
以前当店で扱った CEC TL1 です。
初代のベルトドライブCDトランスポートとして、国内はじめ海外でも高評価だったモデルです。
とても重厚な作りで、共振対策を徹底した本体と、静寂性を追求したターンテーブルとして印象深かったモデルです。
今回やってきたCD3Nは見た目は ややコンパクトサイズのCDプレーヤーと言った感じですが、持ってみると「ズシッ」っとくる重量感です。
やはり 初代のTL1 同様に共振対策のための重量級シャーシを採用しているようですね。
内部は至ってシンプル
ターンテーブル、電源部、トランスポート部、DAC部と大きく4つの部門
トップローディング式でガラスのスライド窓は手動です。
CDと同じ直径12cm、質量380gの大型スタビライザー
この安定した回転動作により読み取り精度を上げ、ピックアップ補正によるジッター軽減の効果を高めているようです。
背面端子群を見てみると
CDトランスポートとしてのポテンシャルが高いのがすぐにわかります。
デジタルアウトには 同軸COAX、光OPTはもちろん、AES/EBUも採用しています。
さらに この外部クロックの入力もできるのが本気度を感じますよねぇ。
さて
実際にこのCDプレーヤーを実聴してみみると・・・・・。
意外とストレートでタイトでシンプルな音作りです。
ベルトドライブという印象からか、さぞアナログチックで濃密なイメージなのかと思ったら、色付けの少ない音色で「モニター調」な印象。
恐らくはDACの音作りだと思いすね。
試しに、所有のPHILIPSのDAC4搭載機にトランスポートしてみると。
おおおおお~~~
凄くまったりとした濃密な音作りじゃないですか。これはいいマッチングかもです。
PHILIPSのスイングアームとはまた一味違ったアナログ感でがまたいいですね。
「16bitらしさ」っていうある意味の良さが出てくる感じ
って言うよりは「音色」ってのは やはりDACが受け持つのだと、改めて実感です。
搭載DACでも精度の高いデジタル再生を十分味わえますが、好みによりDACを使い分けると、ベルトドライブ感をより味わえるかもしれません。