B&W 685 ブックシェルフ 優秀ですねぇ

こんにちは ナックオーディオ中村です。

先日入荷した B&W 685 ブックシェルスピーカー ウェンジ
ランニングテストも兼ねて、朝から鳴らしているのですが

これが中々の仕上がりを感じるモデルです。
B&Wの中では下級モデルの位置づけですが、、、とは言ってもさすがB&Wです。

私はそのメーカーの実力を考える時に、エントリークラスの実力を考える事がけっこうあります。
当然ですが、上級モデルで培った技術を、いかに下級モデルに生かしているか。開発コスト制限の厳しい中でどれだけ実力を出せるか。
真の意味で「プロフェッショナル」が問われるのが各メーカーのエントリークラスのモデル達です。

予算があればいいモノが作れる事を証明するハイエンドモデルと、限られた予算の中でどこまで拘りを出せるか問われるエントリーモデル。
どちらにも「プロ」としての高い意識が必要ですよねぇ

前モデルの600シリーズから大きくユニット設計を変更しています。
B&Wの看板「nautilusツイーター」の基本的な設計は一貫しておりますが、設置とクロスオーバーの設計により前モデルよりさらに進化しております。
現行800シリーズでは nautilus の進化形として「D」ダイヤモンドツイーターを基本としています。

B&Wの2wayスピーカーの基本的な考えは「フルレンジ+超高解像度高域」です。
基本的な音作りを担うのはこのフルレンジユニットです。
前モデルとは大きく異なり、センターの突起「フェーズプラグ」は固定式となり、805前モデルでの技術を生かしています。

カラーは落ち着きあるウェンジ
突板ではなく、フィルム加工による仕上げですが、雰囲気の良い木目です。
この雰囲気なら寝室等に置いてもしっくりくるんじゃないでしょうか。

B&Wのもう一つのすごいとこ。
接続部には必ずバイワイヤー対応となっています。
このクラスのモデルにバイワイヤー接続を使うのは、やはりノーチラスを生かして欲しいメーカーの拘りでしょう。

前モデルの600シリーズも当店では良く取り扱ってきましたが、今回の685への感想としては
「大人しくなったか?」「いや、、バランスが良くなったのか?」

全体的には非常にバランスが取れた印象です。
クラシック、JAZZ、ROCKなどなど ノンジャンルバランス良く鳴ってくれるイメージです。
個性が消えたかと思えば、ちゃんとノーチラスを生かした臨場感もあります。

とても良くできたブックシェルフです。