こんにちは ナックオーディオ中村です。
ちょっと変わりダネのトーンアームのお話。
STAX スタックス UA-7 トーンアーム のデッドストック品がやってきた。
STAXと言えば コンデンサーヘッドホン、いわゆる「イヤースピーカー」のメーカーとして今でも人気のあるブランドです。
過去コンデンサーマイクの開発からスタートしたSTAXですが、90年代後半に事業を縮小し、イヤースピーカーを専門とした有限会社STAXとして今でも健在しております。
過去STAXではコンデンサーマイク、コンデンサーヘッドホンはじめ、アンプ、CDプレーヤーまで幅広く制作していました。
このUA-7トーンアームもその時代のモノです。
じつはSTAXは今では見かけないコンデンサーカートリッジも手掛けていました。
そしてコンデンサーカートリッジ専用のイコライザーアンプ、カートリッジ対応のトーンアームの開発に至った経緯でこのUA-7は生まれました。
軸受部にスタビライザーつきピボットを持つワンポイントサポート構造、初動感度5mgという高感度
低価格ながら非常に精度の高いアームとして密かな人気も得ていました。
当時販売されていた内容としては、そのコンデンサーカートリッジ専用の交換アームもパッケージとして含まれていたようです。
今回やってきたこのUA-7には コンデンサー対応のアームは含まれておりません。
前オーナー様は「使った事もないし、開封しただけ」とのとこで「おかしいなぁ。。」と不思議でしたが
そして何気に箱に「YAMAHA」のシールが貼ってあるのを発見。
んん? なんでYAMAHA?
じつは、このSATX UA-7 は70年代にYAMAHAで作られていた YP-1000 と言うターンテーブルにセット内容として扱われていたアームだったんですねぇ~
へぇ~ って感じです。
そして、今回やってきた このUA-7 はそのYAMAHA YP-1000ターンテーブルの保守部品って訳です。
まぁ、コンデンサーカートリッジ専用のアームがあっても使うことは無いでしょうけどねぇ。
実は私はコンデンサーカートリッジの事はあまり良く知らないんですよ。
ただ、そういうカートリッジがあった事は知っていましたが、実際に使った事もありません。
しかし、ネットでちょっと調べると、マニアってのは恐ろしいモノですww
オーバーホールを重ねながらも、今でも愛用している方もいらっしゃいました!
すげぇ~ なぁ~。
それほどまでに魅力があるんでしょうねぇ
興味が無いわけではないんですが
ややこしいのは専用のアンプが必要になるので、まず使うことはないかなぁ
このUA-7もデッドストック(死蔵品)とは言っても30年近く保管され続けてきたモノなんで、動作チェックの為組み立ててみないとなぁ