こんにちは ナックオーディオ中村です。
本日は ちょっと珍しい CD-Rレコーダー Pioneer パイオニア RPD-500 の買い取り。
前オーナー様は レコードのCD化の為、このモデルを使っていたとの事
購入当時 TEAC ブランド TASCAM 等の もう少しリーズナブルなモデルも検討していたらしいのですが
知り合いのスタジオオーナーの勧めで PD-500 を選ばれたようです。
なんでも アナログ入力の音造りにかなり定評があるらしく CDをコピーするような デジタル→デジタルの録音では
TEAC TASCAM でも特に可もなく不可もないポテンシャルのようですが
アナログ入力でのCD-R録音では 圧倒的に良いらしいです。
発売されたのは 1997年 25年くらい前でしょうか
パイオニアとして「プロユース」「業務機」としてリリースされているこの事態が珍しいです。
前オーナー知人のスタジオオーナーの方が言うには 主にライブハウスでのライブ録音に評判が良かったらしいです。
音楽用 CD-R じゃなくて PC等でも使う データ用 CD-R が使えるのも勝手の良さなんでしょう。
最近ではあまり見なくなりましたが 当時は 楽用CD-R って データ用CD-Rに比べて 結構高額でしたからね。
パイオニアと言えばこのターンテーブル
ディスクを裏返して設置し 上部のピックアップで読み込みます。
未だに このパイオニアの方式を指示している方も多いですね。
たしかに アナログ入力 RCA XLR の系統 に XLR のGAINレベルまで切り替えれるあたり アナログ入力に力を入れている感じですね。
しかも よく見れば シャーシ自体も 銅メッキ加工 + 銅ビス多様しているあたり ノイズ対策もかなり強化されているの感じです。
パイオニアが「プロユース」をうたうだけあって 設計に れ相応に力を入れていたのでしょう。
当時の価格も ¥230,000(税別)と TASCAM の CD-RWシリーズとは 格段に差があります。
簡易的な CD-R レコーダー とは差を付けたかったのでしょう。
デジタル入力にも AES/EBU も備えてます。 市販の民生機器ではあまり縁のない入力ですが
テレビ局やラジオ局等の古いデジタル伝送を多用している現場では、未だに重宝されているようです。「業務機」としての拡張性を感じる所ですね。
クロック入力までは備えておりませんが それなりにプロの現場で使えるように設計されている「やる気」を感じます。
ここまで見てみると
一般家庭での民生オーディオを介した録音には 十分すぎるスペックを持っているのでしょう。
前オーナー様も その音造りには かなり納得しておられました。
早速に 私も何か録音してみたいと思います。 楽しみです。