クセになりそう!MAGNEPAN(マグネパン)MG1.7 プレナー型スピーカー

こんにちは ナックオーディオ中村です。

今日は朝から出張買取で外回りの日でしたねぇ~。
午後になると なんだか空が暗~くどんよりしてきたと思ったら。。。。
急に雪が降ってきた。。。
しかも けっこう激しく吹雪いてきたじゃないですか~~!!
えええぇぇ~~~。。

景色はすっかり真冬です!
せっかく春が近づいてきた感があったのに。。。
なんでしょうねぇ~ この気候は。。。

そんな中 当店にやって来たのは MAGNEPAN(マグネパン)の MG1.7
いわゆる プレナー型(平面型)スピーカー ってヤツです。

見た目は オフィスのパーテーション そのものですw
知らない人が見れば 絶対スピーカーだとは思わないでしょうねぇ。。。
カラーが シルバートリム のモデルなので より一層 オフィスのパーテーション感です!

一重に「プレナー型(平面型)スピーカー」といっても、けっこういろいろなモデル存在します。
メーカーで言えば QUAD(クォード)や Martin Logan(マーティン・ローガン)APOGEE(アポジー)なんかが有名ですよね。
しかし同じプレナー型に属しながらもその方式が静電型、所謂コンデンサースピーカーってヤツが過去多く輩出されてきました。
Martin Logan(マーティン・ローガン)なんかは中~高音はプレナー型、低域はダイナミック型を取り入れた、今で言うハイブリット型のモデルも多数ありますし。

そして、今回やって来た MAGNEPAN(マグネパン) は一貫してパッシブで鳴らす リボン型 を採用しています。
そうです、エンクロージャーを持つスピーカーの高域にだけ使われる あのリボンツイーター と同じ方式です。

以前 MAGNEPAN(マグネパン)のSMGシリーズを扱った時の印象では やはり低音域のスカスカ感は否めませんでしたので、正直 MAGNEPAN(マグネパン)のリボン型スピーカーにバランスの良い低域は期待していませんでした。
しかし、今回やって来た MG1.7は現行モデル!
リリースモデルの中では中堅クラスのモデルで、3way方式を採用していることもあり、どれほど進化してきたのかと ちょっと期待です!

まずは この オフィスのパーテーション候の この外観を見て見ましょう。
基本的に裏表の形状は同じです。
リボンシートはフレームの表面側に貼られ、背面には接続端子が申し訳なさそうに存在してる感じです。
本体の下部にネットワークが収められています。

そして 謎の付属品があります!
青と黒の謎のチューブに収められたモノが!

これは高域(ツイーター)のアッテネーターです。
ノーマルはただの金具ジャンパーとなっていますが、この謎のジャンパーを取り付けることで、高域を弱めます。 恐らく何らかの抵抗が組まれているのでしょう。

簡単に手元のアンプに繋げてみて鳴らします~♪
じっくり時間を掛けて聴いてませんので、詳細は次回にしたいのですが
第一印象としては「意外と低域出てるやん!」って感じです。
そして、リボン型ならではの 超キレッキレの音像感! 超高解像度!
そして、この大きさ前面からなる「音に包まれる感」!!
へぇぇぇ~~。。。
おもしろすぎます!!!

とりあえず クラシック 交響曲とピアノソナタ、ヴァイオリンソナタをザッピングで鳴らす。
おおおおお!
すげぇ~~~!!! この切れ切れの音像は病み付きになりそうですよ!
しかし、なにか違和感も感じます。
なんだろう??? この上下に広がる指向性。
低い位置と高い位置から鳴る 超高域。
低音の輪郭とキレの良さ、スピード感は鳥肌が立つほど感じるが、やはり音圧をあまり感じない。
交響曲でもティンパニーとコントラバスの雰囲気が妙に落ち着かない。。。

確かにちゃんと鳴ってはいるが、どうも落ち着かない。。。
私自身の耳がダイナミック型のウーファーの音に慣れ過ぎているのだろう。

JAZZ、ROCKも適当に鳴らすが、やはりバスドラとベースラインが落ち着かない。。
「音」として弱いという印象ではないのだが、やはりダイナミック型独特の音圧の定位感ではないのだ!

これは 音の良し悪し云々 以前に、ダイナミック型スピーカーで慣れた耳を 一度リセットする必要があるようだなぁ。。

確かにプレナ型スピーカーは メジャーであるダイナミック型スピーカーに比べれば「マイナー」な存在であり、プレナー型スピーカー愛好家の人たちはかなりコアでマニアックな方が多い。
そしてダイナミック型スピーカーと比較する必要性もあまり感じていないのだろうと。

ちょっと時間を掛けてこのMAGNEPAN聴いてみようかなぁ~。。
自分の耳の「音の印象」という潜在意識がどう変わるのか興味がありますねぇ~