KENWOOD渾身の力作!L-D1 CDプレーヤー です!

こんにちは ナックオーディオ中村です。

いやぁ~~
ここ数日すっかり暖かくなって 春を通り越して初夏と言った感じ
私も今日一日 半袖Tシャツで過ごしておりますよ~

そんな初夏の陽気の中 当店にやって来たのは KENWOOD L-D1 CDプレーヤーです!

KENWOOD L-D1 CDプレーヤー 1993年頃のリリース 当時価格¥280,000

CD設置時にトレーを使わず、フタを開閉しスタビライザーでクランプ
トップローディングのターンテーブル式を採用しています。
ディスク記録面を上側に設置させるタイプです
当時パイオニアPDシリーズでも話題になっていましたね

ボタンを押すと「ウィ~~~ン」と フタがオープン

このフタの開く角度は背面のスイッチで45°/60°/80°に切り替えができます。
ラックへの設置を考慮しているようですが、45°ではちょっと使い勝手が悪いので、60°か80°で使うのがいいでしょうけどね

そして 本体は厚みこそありませんが、かなり大型のサイズです 奥行きがあります
そして 重量も20㎏と このクラスCDプレーヤーとしてはかなり重いですよねぇ
それもそのはず
内部には電源部の大型トランスがデジタル部~アナログ部にかけての独立し詰め込まれております。

そして
シャーシからはじまり、外装に使われる部品も、一見しただけで「高級」モデルを意識して作られているがわかります。
サイドにウッドパネルってのは やはり国産オーディオの「高級」デザインイメージですねぇ

アナログ出力はRCAアンバランスが2系統、固定/可変の違いも無く、2系統とも同じです。
デジタル出力はOPTICAL/COAX2系統 ON/OFFスイッチでデジタル出力を切り替える事ができます。
気持ち的には XLRバランス端子も設けて欲しかったかなぁ

そして  もっとも驚いたのは  「これ、、 いい音だなぁ~」 って
一聴して感じたことでした

DAC部には Philips LHHシリーズ でも圧倒的に支持される DAC4 が採用されています!
私も一時期 このDAC4 の音作りに取り憑かれ LHHシリーズを集めておりました。

しかし なんだろう
DAC4を搭載しているといっても PhilipsのLHHシリーズとはまた違った音作りです
「まったり」「濃密」でコク深みのある音作りが特徴のDAC4とは言われますが、今回のL-D1は
何と言うか、もっとスッキリと鮮やかでタイトで引き締まった音ですねぇ
恐らく DAC後段でのデジタルフィルターからオペアンプで相当音作りをしているのが想像できます。

スペックを調べてみると「PDM変換ビットストリーム1bit D/Aコンバーターを採用」と。。。
へぇ~~~~~ って感じです
とは言っても。。。。実は私。。 恥ずかしながらそこまでD/Aの基本理論を知らないので。。
多ビットに比べ1ビットの方が演算の中でのノイズ派生上「有利」であることは、薄らわかる気がするのですが、、、、。
ΔΣ変調ってヤツの基本をよく理解してないので。。。

やはり昭和製造のレコード脳ではデジタルを理解するには なかなか。。。。。

まぁ 結果 出来上がった音の違いくらいは分かるようになっておりますけど。。。

とにかく この KENWOOD L-D1 いい感じなんですよ! ホント!
伝わるかなぁ。。