こんにちは ナックオーディオ中村です。
今日は前回ブログ記事からの続き JBL 4343 のウーファー 2231A のエッジ交換を引き続きレポートします。
劣化エッジ除去 → フレーム処理 → コーン紙外周の処理 → コーン着色
と、 手の空いた時間を見つけて少しずつ進めてきましたが
本日は いよいよ新品エッジを装着(貼り付け)していきます。
今回 用意した交換用ウレタンエッジは 大分県の ノースウエスト トレーディング 様
https://www.hobbies-n-things.com/
だいたい いつも ノースウエスト トレーディング 様 か ファンテック 様 のどちらかで注文していますね。
箱の中身はこんな感じで梱包されてます。
ボンドと筆と簡単なマニュアルも同梱されてます。
見た感じで 落っこちそうでちと怖いのですが、過去に輸送事故になった事は一度もありません。
わざわざ ありがたいのですが 毎度使わないんだよねぇ(その分 ちと価格を下げて欲しいかなぁ。。。)
まずは 届いたエッジが 間違いないか。 または、サイズに問題はないか 仮合わせしてみます。
2231A も 製造時期によって コーン大きさが若干違ったり L/R でコーンの大きさが違うなんて事も 結構ありますので
大きさも バッチリで コーンの傾斜の密着具合も イイ感じです。
私が エッジ交換で愛用しているのは 木工用ボンド です。
特別なモノでもなく ごくごく普通の 木工用ボンド です。
季節や その時の部屋の温度や湿気具合によって 速乾 と 普通 をブレンドして使ってます。
ここ最近は 気温も暖かく 空気も乾燥気味なので 今回は調合しないで そのまま 普通のモノを使うことにします。
通常の木工用ボンドのままだと 粘度が少し硬いので 水で少し割って 好みの硬さに調整します。
実は この硬さ調整が結構難しく ブログの文体では説明できないのですが
キレイに仕上げるためには 「イイ感じ」の硬さがあるのです。
硬すぎると伸びが悪く ダマダマになったり
水で薄めすぎると ウレタンエッジではじいてしまったり、密着が悪かったり、はみ出しが目立ったりと
さて いよいよ貼っていきましょう。
毎度毎度なのだが 何回やってもこの作業は 最初は緊張するんですよねぇ。
一度 作業をはじめると 中断できないし。。。 失敗も許されないし。。。
まず エッジの貼り方に 特に決まりはありません。
フレーム側から貼る人もいれば 私のようにコーン側から貼る人もいます。
私の場合 フレーム側に張る際に ダンパーとの微調整ができるので 先にコーン側から貼るようにしてます。
まずは コーンの裏側にボンドを薄く塗っていきます。
これは 後で表からボンドを塗り込む(流し込む)際に 馴染み方を良くする為、先にコーン側を軽く濡らしておく感じのイメージです。
コーン裏側の接着部分を軽く濡らす程度にボンドを塗り
エッジを「 スル スル 」 とスライドさせるようにハメます。
結構引っ張っても 簡単に切れませんので コーンにボンドが付かないように慎重にハメていきます。
そして エッジを少しずつ 軽く引っ張り気味に ずらしながら ボンドを少しずつ流し込む感じで塗っていきます。
作業は両手やってますが 写真が撮れないので こんな感じです。
こっから先は 写真を撮るヒマはありませんので。。。。
ボンドをエッジ一周塗り終わり コーンとエッジの山の隙間が 均等になるように位置を調整します。
今回は エッジがかなりぴったりサイズだったので 1mm程の隙間を均等に調整する感じです。
ボンドの渇き具合を見ながら 少しずつ位置合わせをしないと 大きくズレてしまうので 慎重に少しずつ時間をかけて位置合わせをします。
ボンドの渇き具合が 7分渇きくらいになると コーンとエッジを上下で指で押し合わせても ズレる事はないので
ちょっとずつ 指で上下に押し合わせて 余分なボンドを押し出していきます。
ここで 上手くキレイに貼り合わせるコツが ボンドの水分量なんです。
ボンドが濃すぎると 塗布量が多すぎたり ダマになったり
ボンドが薄すぎると 密着が悪かったり と
上下で 軽く挟んで 少しボンドがはみ出してくるくらいが 丁度いいです。
ちなみに この木工用ボンドは 乾くと透明にになり 水で薄めてることもあって 乾くとほぼ気になりません。
2本のエッジを貼り終え 今日はここまでとします。
自前の腰痛もあり ドクターストップがかかりそうです。
次回は いよいよフレーム側にエッジを貼り付け 仕上げまで一気に進めます。
あると便利なモノとして
100均で売ってる 回転台 があると なかなかいい感じです。
あと 手にボンドが付くと コーンが汚れてしまったりするので 濡れおしぼりは 必ず用意しましょう。
プリンカップは 娘の工作用資材から提供していただきました。