JBL 4343 ウーファー 2231A エッジ交換 コーン紙 着色編

こんにちは ナックオーディオ中村です。

今日は前回ブログ記事からの続き JBL 4343 のウーファー 2231A のエッジ交換を引き続きレポートします。

前回は 劣化エッジ除去→フレーム処理→コーン紙外周の処理 まで進めてきましたので

いよいよ 新しいエッジを張り替えようか。。。。 と、思ったら。

「やっぱり コーンが少し色褪せしてるよなぁ。。。。センターキャップはそれほど色褪せしてないけどなぁ。。」

やはり センターキャップとコーンの色の違いが ちょっと気になります。

せっかくここまで手間かけてやってるので はじめは予定してなかったコーンの着色までやっていこうと思います。

着色に使う塗料は「企業秘密の当店オリジナル着色料」です。

染料ベースに速乾性の高い溶剤で濃さを調整した オリジナル着色料です。

たまに「レストア」と言いながら ペンキのような訳のわからない塗料を刷毛で塗ってる人を見かけますが、あれはダメだと思います。

見た目も汚いし、厚く塗ってしまうと 不要な塗膜でコーン紙の乾燥具合も変わってしまうでしょう。

また、顔料ベース塗料のように透明感の少ない塗料で塗ると 色ムラの原因になりかねませんし。

あと 昔 墨汁で塗った人がいたらしく しばらくしたらカビが生えてきた なんて話も聞いた事もあります。

私も いろいろ試したクチですが 最終的にこの着色料にたどり着いた感じですね。

YAMAHA 1000M のウーファー なんかでもよく使います。

マスキングをして スプレーガンにて着色していきます。

ミストをなるべく細かく吹きたいので、気持ちエア圧高めで吹いてきます。

塗り上がるとこんな感じ。

塗装と言うよりも 薄く染める感じで十分です。

よくあるのは L/Rのウーファーで色褪せ具合が違う状態や

使用時の上半分と下半分で色の違いがあったりと

全体の色を合わせるように着色していくので 難しいんですね。

また、もともとのオリジナルの黒色以上に真っ黒にしても不自然に見えてしまいますので。

マスキングを少しずらすとこんな感じで 透ける程度しか色付けしてません。

目的としては センターキャップとコーンの色の差を 少しどうにかしたかっただけなので これで十分です。

Before After

ちょっとしか黒くなってませんが センターキャップとコーン紙の色の差が気にならないくらいの ほどよい感じの仕上がりでバッチリでしょう。

我ながら 自画自賛してしまいます。

いよいよ 次回は 新しいエッジを貼っていきますよ。