こんにちは ナックオーディオ中村です。
JBL 4343 のウーファー 2231A のエッジ交換 を前回で終え訳ですが
いよいよ スコーカーユニット 2121 のエッジ交換をはじめます。
前回までの ウーファーユニット 2231A の場合は ウレタンエッジが経年劣化により「ボロボロ」と粉々に乾燥した状態で劣化していたのですが
同じ4343に設置されていたにも関わらず この 2121 場合 ウレタンエッジが「ベトベト」に粘着質に劣化しています。
同じ環境にありながら 劣化具合が違うという事は エッジの素材が違うのでしょうか??
私の所有している4343に搭載されていた2121は ボロボロに乾燥した劣化をしていたのですが。。。
よくわかりませんねぇ
とりあえずは 指で触るだけで ベタベタと茶色い汚れが付いてしまう状態なので
カッターで切りながら コーンを汚さないように少しずつ丁寧に取り除いていきます。
劣化エッジを大まかに除去した状態
この時点で 指先はベトベトで ひどい汚れです。
ユニット2個目に手を付けるのが億劫になりますねぇ。。。。。
画像で見ると なんだかグロイ感じです
これが服についたりすると もう大変なんです
まずは コーンの裏側 エッジ接着部分をキレイにしていきます。
まずは ベタベタウレタンを 割りばしヘラで軽く削りながら取り除きます
ウーファー 2231A のコーンと違って 2121のコーンは厚紙一枚ほどの厚さで柔らかいので
あまり力を掛けずに 丁寧に削っていきます。
大まかにエッジを除去できたら ラッカーシンナーをつかってキレイにしていきます。
ほんとは ラッカーのように強い溶剤はなるべく使いたくないのですが
さすがにこのベトベトは弱い溶剤ではキレイに取れないので 苦渋の選択です
コーンにあまり染み込ませないように 綿棒を使って少しずつラッカーで拭き取っていきます。
小一時間くらいでしょうか。。。
綿棒にラッカーを付けて ただただコリコリ・・・ ちょっとずつ拭き取って
ようやく キレイになった状態。
大量の綿棒を消費しますが これ以外方法を思いつかなかったので 良しとします
次回は フレーム側を処理していきます。
2121 も 2231A とは違った「厄介ごと」がありますので ちょっと気が重いですが