JBL 4343 / 2231Aウーファーエッジ交換

オーディオ買取販売

こんにちは ナックオーディオ中村です。

今日は敬老の日で3連休最終日。
なんだか日に日に秋めいてきてお出かけには丁度いい季節、皆さんは何処かお出かけになりましたでしょうか?

私は地元で行われる夜祭りに行ってきましたよ。
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とは言っても、地元の小さな八幡神社で数件の屋台が出る程度の小さいお祭りなんですが、子供の頃から恒例で行っているので、毎年懐かしさを感じる事ができます。
そして、このお祭りが行われると「夏の終わり」でもある、子供の頃には少し寂しさも感じるお祭りなんです。

さて今日は、ちょっと時間ができたので、前々からやろうと思っていた JBL4343 のエッジ交換にやっと手を付けましたよ~

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JBL 2231A 38cm(15インチ)ウーファーユニット
このユニットにとってウレタンエッジの経年劣化は「お約束」であります。
ウレタンエッジの寿命は、通常使用で7~8年、環境が良ければ10年くらい、環境が悪ければ3~4年で朽ち果ててしまうというJBL使いにとっては逃れられない宿命です。

このエッジ交換作業もやり始めると、途中で止める事が出来無い為、確実に時間が確保できた時じゃないと手が付けれないんですよねぇ。
あと、作業する上でいろいろ「コツ」もありますし、エッジ接着時の一時の集中力も必要です。

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まずはガスケットを剥がしていきます。
ウレタンエッジの縁(耳)上に接着してありますので、既にウレタンは劣化してボロボロ状態ですので軽く剥がれます。

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剥がしたガスケットはまだ問題なく使えそうなので(とは言っても4343ではガスケットは必要ではありませんが。。)後でキレイにウレタンを除去します。

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次にフレーム側に残ったボンドを除去しなくてはなりません。
このボンドをキレイに取り除かないと後でかなり差し支えます。
なぜかと言うと、新しいエッジを接着し、位置を微調整する際に滑りが悪いと困るからなんです。

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ボンドはDBボンドなのでキレイに剥がすには一旦シンナーで柔らかくしないと剥がれません。
最初からドライバーでゴリゴリやってしまうと無用なキズを接着面に残すだけなので。。
溶剤がコーンに飛び散るといけませんのでラッピングしておきます。

シンナーはあくまでボンド部分にだけ染み込むように塗ります。
あまり派手塗り過ぎて、他部分にこぼしたりすると塗装も剥がれてしまうので、注意します。

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シンナーを塗布し、しばらく時間を置くとボンドは柔らかくなりますので、あとはマイナスドライバー等で軽く擦るだけでキレイに剥がれていきます。
剥がしたボンドがフレームの塗装部につくと、塗装も剥がれてしまいますので注意です。

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ボンドを除去した後は、軽く磨き程度にペーパーを掛けます。
元々のフレーム自体の仕上がりも、そんなに良くないので無理してキレイに仕上げる必要もありません。
あくまでエッジ接着の微調整時に滑りを良くする程度でOKです。

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ついでにフレームのエッジ部分も軽くサンディングします。
ここも元々キレイに仕上がってるとこじゃないので、適度でいいと思います。

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続いてコーン裏側をキレイにします。
ここは「キレイに」とは言っても、ボンドまでキレイに剥がしてはいけません。
ボンドが剥がれる=コーンが痛む と思ってください。
あくまで付着している劣化したウレタンだけ除去するようにします。

まずは割り箸でをカッターで薄く削った「ヘラ」で軽くコリコリ剥がしていきます。
過去いろいろな道具を使って試したこともありましたが、毎回この「割り箸ヘラ」が一番具合が良いのです。
なんと言うか、割り箸の強度としなり具合(へたり具合)がしっくりくるんですねぇ。
たぶん私だけじゃなく、経験ある方はみなさん思っているんじゃないかと。。

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一通り割り箸ヘラでウレタンを剥がした後、キレイに掃除する程度に無水アルコールで拭き掃除をします。
あくまで「軽く」拭き掃除です。
ここで使われているボンドは水性ボンドがほとんどですので、必要以上にアルコールで濡らしたりしないように。

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キレイにするとこんな感じです。
劣化したウレタンだけ除去し、ボンドは残ったままでOKです。
中にはこのボンドまでキレイに除去する為、削ったりしている人もいるようですが、コーンを傷めずボンドを除去するのは至難の業ですので、私はオススメしません。

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最後の仕上げにコーンの縁部分をペーパーで軽く撫でます。
ほんの軽くですよ。
コーン径が変わる程削らないでくださいねぇ

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今回用意したエッジは北海道の「ノースウェスト・トレーディング」様より取り寄せしたモノです。
いつもはファンテック様で買う事多いのですが、たまには違うのを使ってみたかったので、ノースウェスト様に頼んでみました。
特に上質とかいうモノではなく、いわゆる普通のウレタンエッジです。

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接着する前には、必ず「試着」します。
極々まれに製品の個体差でサイズが合わないモノもありますので。。。
あと、間違ったモノを注文したりしますんでwww

今回のエッジはサイズバッチリです!
ノースウェストさんのエッジは比較的「薄め」で「柔らかめ」です。
雑に扱うと破けそうです。

ここからは写真を撮りながらの作業ができないので。。。。。。
いろいろコツがあるんですがねぇ。。。
そのコツを言葉だけで説明すれば・・・「素早く!大胆に! そして繊細に!」です。

そんな感じで  割愛させていただきます。。。。。

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そして。。。。  完成!!

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自画自賛ですが、、、 結構いい出来ですっ!!

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さっそく 用意していた4343本体に設置!
エンクロージャーは全体をペーパーで一皮ピーリングをして、WATCOオイルで仕上げてあります。
ワンオーナー品のほどほどに程度の良いコンディションだったので、想像以上にキレイに仕上がってかなり満足です!

やっぱりカッコイイ! WXのブルーバッフル!

レンズは取り付け部のマジックテープは張り直して、まだボンドが乾いてないので。。

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今回 2121 のエッジは KENRICK SOUND さんにお願いしました。
ケンリックの細井さんのお話では、型からオリジナルで起こし制作した人工セーム皮エッジがなかなかオススメなようなので、今回お願いした次第です。
JBL4343ってのは想像以上にこの 2121 の密閉の音作りが要となるので、以前よりセーム皮を考えていたんですよねぇ。
ただ天然のセーム皮って経年でカビが生えてきたりするので、調子いい人口セーム皮エッジを探していたんです。

仕上がりは、想像以上に固さ(ハリ、コシ)のあるエッジです。
もう少し使い込めば多少柔らかさは出ると思いますが、基本的に硬さとハリ、コシのある作りです。

ちなみサランネットもかなり汚れていたのでケンリックサウンドさんに張替えをお願いし、かなりキレイに仕上がって帰ってきました。
ケンリックサウンド様、この度はありがとうございました。

さて、、、、、。
出来上がった4343を当店オフィスにどうやって設置させるかが。。。。
どうしようかなぁ。。。
また今度ご紹介させていただきます~