audioaero オーディオエアロ Prima Amplifier 真空管ハイブリッドプリメインアンプ

こんにちは ナックオーディオ中村です。

いやぁ~ ここ数日は日に日に暖かくなってきて春の気配を感じるようになってきましたねぇ。
寒いのが苦手な私としては嬉しい嬉しい季節となってきましたよ。

先日愛犬を連れて小金井公園に遊びに行ってきたんですが、ここの公園は梅の木が有名でして、多くの人が見に来ていましたよ。
まだまだ梅も三分咲きと言った感じではありましたが、来週くらいからもっと暖かくなるらしいので、これから本格的に咲くのでしょうね。

さて、今日はちょっと面白い、真空管使用ハイブリッドプリメインアンプ audioaero オーディオエアロ Prima Amplifier がやってきたお話です。

デザインは至ってシンプル、操作にツマミ類は一切無く、すべてボタンでの操作となります。
アッテネートはMENUボタンからL/Rバランスのみで、トーンコントロールはありません。
ディスプレイのON/OFF、ミュート、スタンバイON/OFF
左ボタンは入力切替とボリュームとなっています。

同シリーズのCDプレーヤーと共通リモコンが付属します。

入力はXLRバランス一系統、RCAアンバランス三系統、REC(TAPE)OUTとPREOUTの二系統の出力端子もあります。

内部を見てみると、L/R独立のMONO構成となっています。
基本的に基盤アンプとなっており制御ラインも基本ICによるところとなっています。

本体中心に大きめのトライダルトランスが鎮座するのは、いわゆるユーロ系アンプならではの特徴でしょうね。
ちょっと前のマランツでもお馴染みだったこのスタイルは私好みですねぇ。

本機の特徴であるプリ前段の増幅にはミニチュア管6021Wが使われています。
ハンダ付けされているので基本的に交換する楽しみはありません。
個人的には本体が多少大きくなってもいいから12AU7で構成してほしかったんですがねぇ。

本体裏側を見ると、3点スパイクのインシュレーターが設置
スパイクの先は丸く加工してあるので、このままラック設置してもキズが付き難いようになっています。
前側が1点、後ろ側が2点と珍しい感じがしますねぇ。
ヒューズソケットを裏側に持ってきたあたりが日本製じゃないセンスを感じます。

Audio aero Prima CD player 主な仕様

定格出力:Stereo 80W(8 Ω )、120W(4 Ω )
周波数帯域: 7 Hz – 50 kHz (- 1dB)
S/N 比:70dB
全高調波歪率:<0.1%
Pre 出力ステージ/ バッファー:6021W サブミニチュア真空管
スピーカー出力端子: 1 系統
ライン出力端子: Pre Out,TAPE Out
入力:CD/TUNER/AUX/TAPE(RCA アンバランス) LINE(XLR バランス)
3ポイントフット:Black Diamond Racing Pyramid Cones
電源:100/120/230/VAC, 50/60Hz
消費電力:300W(最大)
外形寸法/ 重量:434W x 317D x 102H mm /10.76kg

昨日よりずっと稼働させていろいろな音源を試しているのですが、このアンプすごくバランスの良さを感じます。
高解像度スピーカーから、一昔前のナローなスピーカーまでなんとも「それらしく」鳴らしてくれます。もちろん大径ウーファーを力強く押し出すような力はありませんので、小型ブックシェルフからある程度能率の高いトールボーイ程度の許容での話ですが。

よく真空管アンプを評価するときに使われる「温かみ」や「アナログ感」は一切感じません。
真空管アンプならではの「音のメリハリ」「コントラスト」をうまく引き出している印象です。
同時に真空管ならではの「雑味」もうまく制御している感じもあります。
ハイブリッドアンプの定番「カウンターポイント」とはまた一味違った感じですねぇ。

音像の歯切れの良さや「パリッ」とした表現力があるので、ハイレゾ音源を突っ込んでも十分に解像度を引き出せる感じです。

プリアウトを利用して別途に真空管パワーアンプを用意するのもいいかもしれませんよ。

近日中に販売ページに掲載しますのでお楽しみ~