ひそかなるオーディオブームの行方は。。

ナックオーディオ 店主 中村 です。

たまに本屋さんに立ち寄るとオーディオ関連の雑誌はやはりチェックします。

最近では定年退職をされた、いわゆる「団塊の世代」と呼ばれる60代後半の方を対象にした「趣味」的な雑誌類ムック関連冊子が目につきますねぇ

ディアゴスティーニシリーズにも「コレクション魂」をそそるモノが多いのですが、やはり販売ターゲットは「団塊の世代」の方達を対象にしているシリーズが多いように思います。

先日立ち寄った本屋さんにも「オーディオ入門」的なムック誌を見つけました。

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基本的なシステムについての説明Q&A的な内容がほとんどですが、驚いたのが「PCオーディオ」をかなり大々的に取り上げている事です。

確かに60代の方だとPCもかなり達者な方も多いのですが、もっとアナログ指向の方も多いように思います。
昔憧れの機器「SANSUI」や「DIATONE」も今では過去の名品として扱われ、実力的にもデザイン的にも現行エントリーモデルとのギャップもかなりある過去の産物的な存在になっています。
「新たにオーディオを始めたい」「昔憧れだったオーディオライフを作りたい」と考えている方にPCオーディオはいきなりすぎのような気もしましがねぇ。。。

現在世の中に流通されている音源は90%以上デジタルなのは事実です。
最近では「PCオーディオ」「ネットワークオーディオ」がようやく「言葉として」確立されてきておりますが、ソフト配給会社、オーディオメーカーとPCメーカーとの連携など、様々な課題も多く、オーディオ+PCの定着にはまだまだ時間がかかると思います。

iPod信仰の一人歩きとApple社iTuneのコーデック独占体制にオーディオメーカー側が振り回されている気もするのですがねぇ

もう少しアナログレコードの記事が多くあってほしかったです。。。。