謎のモデル! AURATONE Ultra Sound CUBE 5C|オーディオ買取販売ナックオーディオ

こんにちは ナックオーディオ中村です。

ここ最近の天気ってのは なんだか訳がわからない感じがして 少し怖いですよね。

今日の東京は 午前中は「真夏」って感じのギラギラ蒸し暑い陽気だったのですが

午後になったら急に風が吹き始め、雹(ひょう)がバタバタと降り始めたりして

しかも その雹が けっこうなデカさ

線状降水帯やら ゲリラ〇〇〇 ここ数年では よく耳にする言葉になりましたね。

そして 気になるのは 今も 捜索活動、復旧活動 に追われている熱海の土砂災害

土石流が勢いよく流れてきて 一瞬で家ごと流されてしまうあの映像は かなりショッキングでした。

地元の方は今でも 強い雨が降ると怖い思いをしていることでしょう。

今回の惨事で ご不幸に見舞われた方々 被害に会われた方々には 心よりお悔やみ申し上げます。

また 今も続く現場での 捜索活動 復旧活動 一日でも早く打開出来る事をお祈りいたします。

さて そんな なんとも不安定な天候ではありますが

今日見て見るのは AURATONE(オーラトーン)5Cシリーズの「珍品」です

AURATONE(オーラトーン)5C と言えば 3年くらい前に 5C Super Sound Cube として「復刻」発売されたのが少し話題になりましたね。

AURATONE(オーラトーン)5C と言えば U,S,スタジオモニターとして知名度も高く、世界中にマニアがいるマニアックなモデルです。

70年台~80年台のアメリカの録音スタジオミキサーの上には このキューブがよく乗っかってる風景があります。

主には70年代の初期モデル(の 前期/中期/後期 いろいろ)が人気で 程度の良い個体では なかなか入手も困難で 相応にお値段も高くなっています。

そして 今回当店にやって来たのは 謎のモデル! AURATONE Ultra Sound CUBE 5C

日本でよく見かけるのは 80年台に入ってからのモデル エンクロージャーの板材が厚くなり ユニットのマグネット部にカバー(防磁シールド)が付いたモデル(VIDEO-SHIELD)が多く流通しております。

と 一言で言っても 5Cシリーズでは 初期からのフルレンジ一発モノ~2wayのモデル、紙エッジ~ウレタンエッジ~ラバーエッジ等々 様々なモデルが存在します。

そして 一部のモデルは日本ではモデル公表されずに純粋に「業務モニタースピーカー」として流通していた「謎のモデル」もいくつかある事も確認されています。

その「謎のモデル」の一つが 今回当店にやってきた AURATONE Ultra Sound Cube

モデル記載には「5C」の文字は入っていませんが 5C系の血統モデルなのは間違いありません。

そして 調べても まったく詳細がわかりません。

本体のサイズでは 80年台後半の 「5PSC」 とほぼ同じ

その中でも 5PSC PRIMO SOUND CUBE というモデルに使われているラバーエッジのユニットに形状が似ています。

しかし センターキャップ部が もう少し古風なコーティングされてない紙質の「武骨」な感じです。 キャップだけ見ると初期モデルに似てます。

そして、決定的な大きな違いは 背面にバスレフポートがある事です。

一部の2wayモデルではバスレフが付いたモデルはありますが、フルレンジ一発のモデルでは基本的に「密閉型」を頑なに貫いていたシリーズです。

なぜ ここへきて このモデルだけ「密閉型」をやめたのか。。。。。

ここまでで よくわからないままなので

とりあえず ユニットを外してみます。

見た目で 80年台後半以降のユニットです。 ロットのシールは貼られてますが メーカーやモデル、生産国等の詳細は一切ありません。

また、内部に使われている「綿」材が比較的新しい感じからして90年台に入ってからの新しいモノかもしれませんね。

80年台のモデルって 内部綿材が 確か黄色くて なんかチクチクする系のガラスウールのような感じだった気がしたんで

こういう白いナイロン系の綿を入れてるのって 90年台以降だと思います。

う~~~ん

AURATONE Ultra Sound Cube 結局 よくわからないままで。。。

程度自体はキレイで良好なので 少し時間がある時にでも じっくり鳴らしてみようかと。。