久々のご対面~♪SOULNOTE sa1.0 NON-NFB無帰還アンプ

こんにちは ナックオーディオ中村です。

いやぁ~ 。。。。
今年もいよいよ残すところあと2週間ないです。
テレビ、ラジオのメディアをはじめ、街を歩いてもクリスマスソングが耳に入ってくる季節。
本格的に年末ムードになってきました。

皆さんも今頃、今年一年を振り返りながら、年賀状の準備をしたり、正月休みの予定など、年末モードに入っているんじゃないでしょうか?
当店ナックオーディオは毎年この年末になると販売と買取りが一気に押し迫って、世話しくなるのですが。。。
今年はなぜだか。。。。まったり落ち着きある年末です。。

そんな中 やってきたのは SOULNOTE ソウルノート sa1.0 アンプです。

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SOULNOTEのアンプは今まで何度も取り扱ってきた、当店の「常連」でもあります。
中古オーディオ市場でもとても人気のあるブランドでもあります。
やはり SOULNOTE の売りでもあるこの「NON-NFB無帰還アンプ」
増幅回路においての負帰還の利点と無帰還の不利点 そこには賛否両論あり、私のような中古オーディオ店の一店主がどうこう言うレベルではなく、
基本的なアンプ設計の「理念」に近いような奥深いバトルが繰り広げられています。
その中でNEC A-10 から Philips LHHシリーズまで数々の名機達を世に送り出した 鈴木哲氏 という日本屈指のオーディオエンジニアが生み出した「NON-NFB無帰還アンプ」
機会が得れば一度使って味わってみたいとお考えの方が非常に多いんです。
まぁ、ゴタゴタ能書きはいいから 使ってみろ! ってなもんです。

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本体操作部は 入力切替と ボリュームのみ ヘッドホン出力が設けられています。
実はこのsa1.0ヘッドホンアンプとしても隠れた人気モデルとなってるんです。

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コンパクトな本体の中には 比較的大きめのオリジナルトランスが鎮座します。
見た目でも電源部には余裕を持たせ、電源部より無帰還へアプローチしているのがわかります。
後にリリースされた電源部を別体とした ma1.0 ではさらに電源部を強化しています。

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トランジスタは小型のTO-220タイプが使われています。

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RCAアンバランス×3系統、XLRバランス×1系統に加え、プリアウトが2系統あるのが面白いです。

さて、
実際にこのアンプを使ってみると思うのは「シンプル」であることです。
見た目やデザインの事ではなく、音作りにたいして非常に「シンプル」に感じます。
現在世の中に出回っているアンプ、特にハイスペックを有するアンプにおいては、本領発揮できていないモノも非常に多いと思います。
特に通常のリスニング音量ではそのアンプの「旨味」であろう出力レベルに達しないまま使用されている個体も多いでしょう。
このsa1.0はそんなアンプの持つポテンシャルを消化不良のままにせず、小音量~ある程度の音量においても、アンプの持つ能力を最大限引き出せるように「NON-NFB無帰還アンプ」を選んだのだと思います。
もちろん「NON-NFB無帰還アンプ」であるが故の出力レベルに関しては一定までですが、これまで「NON-NFB無帰還アンプ」では不利とされいた歪特性やオペアンプのドリフトについても全くと言っていいほどクリヤーされています。

NON-NFB無帰還アンプ 否定派 の人にこそ一度使って欲しいです。
これはこれで 全然「あり」ですよ。