McIntosh MA6900 と 桜お花見

こんにちは。
ナックオーディオ中村です。

ここ数日ですっかり春ムードになってきまして 日中は上着も要らないくらいの暖かい日が続いていたのですが。。。
ここ東京は また寒の戻りで朝から肌寒いいです。。

先日この桜が終わる前に 毎年お花見に行っている 文京区の江戸川公園の神田川沿いに咲く桜を見てきましたよ。

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この日は満開から散り始めの頃で、風邪が吹く度に桜の花弁がハラハラと舞って 何とも風情あるお花見になりましたねぇ。
勢いよく満開になったと思ったら、すぐに散り始めてしまう。。
この何とも言えない切ない感じは日本ならではの叙情感ですよねぇ。

そんな春の訪れと一緒に McIntosh MA6900 プリメインアンプが当店にやってきましたよ。

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McIntosh MA6900 当時販売価格¥680,000  2001年からのモデル
往年のMcIntoshとはまた一味違った「色」を出し始めてきた時期のモデルでもありますね。
MC2500/MC2600当たりの往年トランジスタモデル当たりと比較すると判りやすいですけどね。

このMA6900 ランニングチェックも兼ねて鳴らしてみると、まず第一印象が「優秀だなぁ」と言った感じ。
やはりマッキンらしい 大径ウーファーを力強く押し出すトルク感も健在でありながら、デジタル音源の解像度もなんなく引き出す歯切れの良い音作りですができます。
別に往年のマッキンが「優秀じゃない」と言う訳ではないのですが、やはりもう少し「マッキン色」と言うか、音作りに対する「密度」みたいなモノが有ったと思います。
このMA6900は 非常にタイトでスッキリと軽快で鮮やかな音作りにに対し、往年のマッキンではもう少し「ねっとり」「濃厚」みたいな色がありました。
解像度とスピード感、メリハリあるコントラストのある音作りが出来るようになった分、過去の「マッキン色」が薄まってしまったのかもしれませんねぇ。
往年のJBL 43シリーズのようなモニターにはやはり往年のマッキンの方がニュアンスをうまく出せれるような気がします。
しかし、現代のハイレゾ音源に始まり、超高解像度スピーカーと組み合わせる「デジタル」メインのシステムでは、このMA6900のような進化を遂げたアンプが適切だと思います。

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残念ですがメーターバックランプが全滅です。。。。
過去に一度もメンテナンスを受けていない個体なので、ランプ交換も兼ねて一度エレクトさんに入院ですかねぇ。
まぁ、製造から12~13年目ですのでねぇ。一度キチンと健康診断してもらいましょう。

しかし、このメーター内が若干汚れるのとホコリが混入する作り。。。。
ずいぶん長くこのメーター使ってるんですから、なんとかして欲し感じですねぇ。
ガラスに青いアクリルが張られているので、アクリルが汚れを吸い寄せるんですよねぇ
それとは別にメーター自体もプラスチックカバーなんで、なおさらホコリが入るんです。
しかもスポンジテープも多数に使われているので、スポンジが劣化しはじめると最悪の事態です。
最近ではバックランプもLEDになってはおりますが、やはりパネルの作り方は変わらないのでしょう。
そこがアメリカ人らしいのかもしれませんけど。。

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やはり、外観は国産のプリメインアンプと比べれば一回り大きいですねぇ。
見た目も無骨で、この感じがマッキン好きにはたまらないのです。
本体重量は33.8kgですが、その重量のほとんどがトランスの重量となっています。
う~~ん なんともマッキンらしいヘビーな感じ。

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メッキシャーシにRCA端子勢、XLRバランス入力も備えています。
スピーカー出力は2chステレオ、2/4/8Ωとなっています。
しかし、、2Ωのスピーカーって、、既製品では心当たりないですねぇ

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面白いのはPhono入力端子です。
横にある小さいスイッチを切り替える事で、フォノイコのON/OFFとなり、OFFで通常のライン入力になります。
フォノイコはMMの仕様になっています。

しかし、、、、メッキ仕上げの上にプリント印字してあるので、ちょっと擦れただけでプリントが剥がれてしまうんです。。。
これもメーター同様に長いことやってきてるんですから、なんとかして欲しい感じですが。。。

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そして付属リモコンです。
リモコンが付くのは現代アンプとしては嬉しいのかもしれませんが、「デカい!!」
なんともデカすぎます!!
AVアンプかよっ!って思わず突っ込みたくなる大きさです。
スタンバイのON/OFF、入力セレクト、ボリュームコントロールができます。
同系のCDはじめプレーヤーとも共有できる仕様ではありますが。。
2001年だよなぁ。。。 もう少し小さくできると思うんだけどなぁ。
まぁ、ほとんどの方はリモコンは使わないでしょうねぇ。

何だかんだと、このMA6900のことを ちょいちょい言わせてもらいましたが。。。
トータルで 私 好きです このアンプ。
往年のマッキンとはちょっとニュアンスは違いますが、やはりマッキンらしい「力強さ」を十分に楽します。
現代スピーカーとのマッチングではむしろこれが正解なんだと思います。
細かな点に関しても、私自身が「マッキン好き」であるが故の「小言」なんですよ。

全体的にコンディション的に良好ですが。。
いったんエレクトさんで検査入院させますんで、それからですね。