エッジ軟化剤 DIATONE DS-2000

こんにちは
ナックオーディオ中村です。

私の住む練馬区には 光が丘団地 という有名な高層団地群が聳え立つ地域があります
私が子供のころには米軍の駐屯地のベットタウンとしての「グラントハイツ」があった場所です
その後、米軍の払い下げに伴う昭和の都市計画の一環として 巨大団地が生まれました。
その団地と共にできたのが 都立光が丘公園 という これまた巨大な緑地公園です。

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そして先日 毎年恒例の「確定申告」に行きました
いつもは西武池袋線 江古田駅 より徒歩10分程にある税務署に行くのですが、今年は古くなった庁舎を立て直しとの事で
前述の光が丘公園に隣接する旭町の税務署で申告をしてきたんですよね

また、この税務署の場所ってのが なんとも不便なところで。。。。
駅からかなり歩く距離にある為、当然のように車で向かうんですけどね
これまた駐車場が無いの無いので。。。

仕方なく公園のパーキングに止めて歩くのですが
この巨大公園を半周歩いて行くことに。。。
ああ 朝っぱらから なんとも健康的な。。。

そんな公園の景色できれいに咲いている梅の木が
ここ数日 気温もみるみる上昇し すっかり春気分です
ちょいと休憩がてらの花見気分でした

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さて
今日のお題は DIATONE DS-2000
80年代の国産スピーカーの代表と言ってもいいくらい どメジャーな3wayスピーカーです
私の学生時代のあこがれ的3wayスピーカー
これを部屋に置くことに憧れたもんですねぇ~ 

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このダイヤトーンスピーカー
経年のモデルでは必ずと言っていい程悩ませる問題として ウーファーエッジの 硬化 があります。
もともとは布エッジにダンプ剤を裏側に塗布されているエッジ
おそらくビスコロイド同等の粘着性の高い一液性樹脂だと思います
この塗布されたダンプ剤 が経年劣化により カチカチ に固まってしまう状態が往年DIATONEの悩みでした

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そして そんなカチカチエッジの為に 巷では「エッジ軟化剤」なるものが出回っているようです
まぁ わざわざ「エッジ軟化剤」なるモノを買わなくても あるオイルを使えばいいのは周知の通りです。

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今回はこのエッジ軟化の作業のお話です。

まずはウーファーユニットを取り外します。
バッフルに固着していると思いますので、気を付けて外します。
外したウーファーユニットは外傷防止の為、ボルトを付けて持ち上げます。
裏側からの作業性も良くなるのでオススメします。

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そして
エッジ裏側に塗布されているダンプ剤にしみ込ますイメージでオイルを塗っていきます。
コーン接着部には付かないよいに気を付けます
塗ってすぐに柔らかくはなりません
状態にもよりますが、5~6時間は放置しておきます。

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たまに このダンプ剤をシンナー等で除去してしまう方もいるようですが、布エッジは「コシ」が命ですので
ダンプ剤を除去するのはオススメしません。
あくまで、経年硬化したダンプ剤を「ふやかす」程度のイメージで行ってください。

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そして 作業から5時間経過すると あら不思議
さっきまで カチカチ状態だったエッジが本来の柔軟性ある状態に
カチカチに乾燥したダンプ剤が脂分を吸収して テカテカの柔らかい状に戻ります。

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そして 経年汚れをクリーニングし キャビネットに戻します。
エージングを兼ねてしばらく鳴らし込んでみましょうかねぇ

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やはり軟化後の音は 密閉スピーカーらいし 低域にキレのあるタイトな音が楽しめます
今では20畳リビングなんてのも珍しくはありませんが
当時の住宅事情で主流だった6畳間ほどのスペースでは 音圧云々より 歯切れの良い低音がイイと思いますので
当時は密閉もモデルが多かったのかなぁ なんて思います
何となく 当時このスピーカーが人気だった理由がわかりますねぇ


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