DALI ダリ Royal Tower ロイヤルタワー を聴く

こんにちは ナックオーディオ中村です。

今日は朝から一日中 DALI ダリ Royal Tower ロイヤルタワー を鳴らしています。

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この DALI の Royalシリーズ
小型トールボーイの「Tower」ブックシェルフの「Menuet」センタースピーカー「Vocal」としてリリースされ、長らく人気のあったシリーズですが、3~4年くらい前だったかなぁ? 惜しくも無くなったシリーズです。
コンパクトで上品なリアルウッド仕上げと、それぞれバランスのとれた音作りがいつしか「DALIらしい」と言われるメーカーイメージを持ったシリーズでもありました。

今回当店にやってきた Royal Tower なんとなく「惜しいなぁ」なんて思いを馳せながら朝からいろいろなジャンルを鳴らしています。

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高域は19mmソフトドームツイーター
特に特化した個性は感じませんが、アンプの音作りのレスポンスの良さがわかる感度の良い設計なのだろうと思います。
ピーキーになり過ぎないメローな印象です。
指向性もバランス良く感じます。

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ユニット構成外観のパッと見では 2way 3スピーカーシステムのように見えますが、3way 3スピーカーとなります。
中~低域の13cmミッドウーファーは共通ユニットとで、クロスオーバー850HzのネットワークにてMID/LOWに振り分けられています。
上が中音域、下が低音域になっています。
ゴムエッジが比較的薄く柔らかい作りになっいます。

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トールボーイ型としてはかなりコンパクトなサイズです。
背の高さは約85cmくらい。
イメージ的に4畳半~6畳くらいの空間でも余裕でバランスのよいセッティングができます。
一人暮らしのワンルームマンションに最適といった感じでしょうか。

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脚元はスパイクとなります。
重量の軽いスピーカーほどこのスパイク効果(変化)が期待できるので、セッティングの試行錯誤の楽しみがあると言っていいでしょう。
設置にはオーディオボード必携です。

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ターミナルはバイワイヤー対応
コンパクトかつ繊細なシステムがお好みの方にも楽しめる気がします。
このクラスのスピーカーではケーブルでの変化も楽しみの一つになりますので、バイワイヤーでケーブル選びも楽しめます。

今日一日 あさから様々なジャンルを鳴らしてみての感想は
とにかくバランスよ良さが一番印象に残ります。
このサイズのトールボーイですので、音の量感に対しては多くを望めませんが、サイズ以上の量感はあります。
特に中音域の定位感がいいので、必要以上にアンプ側でラウドネスやコンプ等を効かすと、やたらブーミーなもたついた感じになってしまいます。
特にジャンルの向き不向き無く鳴りはしますが、Rock~Jazz等のある程度音作りに「刺激」が欲しいジャンルについては、多少物足りなさはあります。
イメージとしては「ノンジャンルでそつなく熟す」といった印象。
逆を言えば特定の音楽ジャンルに特化した個性もあまり感じません。
しいて上げるとすれば、中域~高域においての定位感の良さを感じますので、録音環境の良いオーケストラから室内楽等のクラシック全般には「らしさ」を出せれると思います。

コンパクトかつバランスの良いモデルですので、これからオーディオを始める方のビギナーモデルとしても十分すぎるポテンシャルです。
アンプ選びも、低価格モデルでも「とりあえず」は「らしい」鳴りはしてくれますし、上級モデルアンプでもそれ相応に応えてくれます。
オススメアンプはある程度余裕を持った大型トロイダルトランスを持つ「ユーロ系」アンプをお勧めします。
私なら ATOLL か Cambridge Audio あたりをチョイスするかもしれませんねぇ。
ちょっと冒険して EL34真空管アンプなんかも雰囲気良さそうです。


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