謎の?Aura Design PSAMP1 オーラ・デザイン

こんにちは ナックオーディオ中村です。

今日の東京の天気は雨模様。。。
桜満開なのに。。花見ムードも一旦お休みと言った感じです。。

今日は先日オーラデザインジャパン(YUKIMU)のメンテナンスから帰ってきた Aura Design PSAMP1 を見てみましょうかぁ~。

オーディオ買取強化中

01

02

まずは。。。。。
この Aura Desing オーラ・デザイン というブランドについて。
「あれ~??」と思う方も多いんじゃないでしょうか。
そうなんです。
実は 97年でこの 「Aura Desing」 と言う英国ブランドは無くなっていたのです。
実質的にB&Wの傘下にあり、幾多の経営難に合いながらも細々と一定のファンを世界に持ちながら、惜しまれつつ無くなったブランドだったんです。

05

そして 2006年 に大々的に復活したんですよねぇ。
そうです。
まだ記憶に新しい「Aura Note」を引っ提げての復活は、世界のAuraファンに大歓迎されました。
復活と言っても元々の英国のAuraではなく、オーラ・デザイン ジャパン ブランドとして。
日本の Aura Design 代理店としてやってきた YUKIMU 様が引き継ぎ 韓国の April Music が強力しているような形態なのでしょうか。。
詳細は不明ですが。大まかにそういった形じゃないかと思います。

そして、今回当店にやって来た PSAMP1 ….
Aura と言えば、、あのピカピカのクロームメッキ仕上げのフェイスパネルが印象的なんですが、この PSAMP1 アルミの梨地仕上げのソフトな印象です。
過去リリースしてきた数々の Aura Design のモデル達とは異質と言ってもいいでしょう。
もともと英国Auraは見た目の「デザイン」をものすごく重視したブランドでもあり、メッキ仕上げのフェイスパネルに拘りを持っていたブランドだったからです。

04

私もこのデザインを見た時に 「Aura っぽくないかなぁ。。。」なんて。。。
少しさみしく思いました。
まぁ、時代が変わば、物の形も変わる。
当然と言えば当然なんですがねぇ。
これからの Aura design はこういうスタイルなのかなぁ なんて思いました。
しかし、今現行で Aura ブランドでリリースされているモデルを見ると、やっぱりピカピカメッキ顔の往年の Aura を彷彿させるモデル達。

じゃあ、なんでこの PSAMP1 だけこのデザインなの???
疑問に思ったので、、いろいろ調べてみると、なんだかよくわからない感じなんですねぇ。 これが。。

03

メーカーサイトで見ると。
********************************************************************************
【開発にあたって】
AURA PSAMP1及びPSCD1は、ORACLEで長年製品開発を行っていたジャック・リーンデュー氏率いるカナダのMAAT AUDIOで生産されます。また回路設計、パーツ製作は彼と親交の深いハイエンド・オーディオメーカーAPRIL MUSICが担当。オーラデザインジャパンを含む3社はAURAブランドのコンセプトとその発展について慎重な検討を続け、合意に達した機能、性能、デザインの指標に従いPROMINENT SELECTIONの製品開発を行っています。
********************************************************************************
なんだか、分かりづらいので。。
要は
韓国のAPRIL MUSICが設計/パーツ制作、カナダのMAAT AUDIO(ORACLE開発)が製造、日本のオーラデザインジャパン(ユキム)プロデュースの3社で「Aura」のブランドコンセプトを考えて「PROMINENT SELECTION」(合作??)としてリリースした。
それで、本体自体は Made in CANADA となっているんですねぇ。

って、なんだか納得いったような。。。いかないような。。

そこで、当時はネット内でいろいろ騒がれたのが
韓国のAPRIL MUSIC(エイプリルミュージック)って????
1997年にオーディオ機器のOEMメーカーとして設立、今では Aura Design / Stello / Eximus の販売店となっています。
そして、この「Stello」と言うのが自社のハイエンドブランドとしているようです。
へぇ~ って感じですねぇ。
ここ数年では米国、英国はじめ欧州メーカーも韓国や中国での製造も多くなっていますので、韓国発のオーディオブランドが立ち上がってなんら不思議はありませんしねぇ。
そしてこの「Stello」というブランド、海外では「Stello made by ORACLE」「Oracle Audio Technology」として販売されています。

うんんんん?????
この韓国ブランド「Stello」はカナダのハイエンドブランド「Oracle」が作ってる???
もしくは「Oracle」が「APRIL MUSIC(Stello)」に製造依頼してる?
何だかよくわからないが、とにかく韓国の APRIL MUSIC(Stello)とカナダの「Oracle」
仲が良いようだ。
まぁ、それはそれでグローバルな発展により、より良いオーディオが生まれてくれるならどんな形でもいいと思う。

しかし、今回 PSAMP1 について調べているうちに
先に出てきた「Stello」の製品が話題になった。

06

Stello の AI320 というモデルだった。。。
うううんんん?
Aura Design の PSAMP1 とほぼ同じデザイン。。。
何なんだ??? これ??? ってなる。
販売が2006年くらい。
当然ネットである程度の製品情報も価格も調べる事は簡単だったようで。。。
Aura Design PSAMP1 が 販売価格¥409,500
Stello AI320 の販売価格が当時 約¥200,000程度
えええええ~~~~~ ってなるのは当然で。
「詐欺じゃないか!!」などと揶揄されていたりも。。。。
まぁ、当然2倍近くの価格差をどう説明できるのか??
Aura復活を喜んだだけに、ガヤも熱くなっていたのかもしれない。

07

Stello AI320 の内部

09

そして、Aura Design PSAMP1 の内部

共通するパーツは多々あるが、大きく設計が異なっています。
Stello AI320 の現物を実際見ていないので直接の比較ではありませんが、写真で見る限り本体サイズも違うみたいですねぇ。

あまりにもデザインがそっくり過ぎた為、中身も同じなんじゃないか??
じゃあ、なんで価格がこんなにも違うのか??
当然怒れてくるのもわかるが。。。

実は 中身は全くの別物だった ってオチのようです。。。。
しかし、、なんでこんなにデザインがそっくりなのかは謎だが。。。。
デザイン自体もオーディオとしての価値と考えれば、やはり一言言いたくなる気持ちもわからないわけじゃありませんがねぇ。。